人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
長期目標か4年先か
◆今日、車で大学に向かう間、カーナビのテレビでやってたサンデーモーニングの金子勝と田中なんとかの発言が面白かった。マニフェストの評価だ。金子は「どういう社会にするかというゴールの目標が明確でなく、当面の政策だけがならんでいるのが問題」といい、田中は「比べると政党の姿勢がよくわかる」と評価する。
◆なにが面白いか。男と女の差を見たように思ったから。男は理念に走りがち、「こうあらねばならない」と。一方の女は現実的、50年先のことはともかく、いまの問題がマシになる方を選ぶ。両方必要で、片方だけでよいということではないし、むろん当選した4年間で何をするということは、いずれ明記せねばならないのだが、そこに価値観の違いが現れているような気がする。目標があってこその、手前4年間の実施政策だという立場、そうした将来像も大事だが、足下の問題をしっかり解決してこその未来だという立場の違い。
◆おれはやっぱり前者なんだな。でも、カミさんは前から「こうあらねばならないといった絶対的な規範は存在しない」とはっきりいい、差を感じていたものが、金子と田中の発言にダブった。
◆これくらいにしよう。マニフェストは4年間のスケジュール付き目標として、頭に簡単でいいから理念の部分、こういう社会にしたいと考えている、ということは書いておいた方がいいだろう。
◆ところで世論調査によれば、、鳩山が首相にふさわしいというのが麻生の倍という数字らしい。わたしの望みは菅直人だ。
◆共産党、志位よりも穀田の方が活気があっていいと思うよ。社民の福島、ありゃダメだ。毎度、気の利いたフレーズを言おうとするが、そんなヒトコトに何のインパクトもない。それよりも辻本を全面に出すべきだ。
◆なにが面白いか。男と女の差を見たように思ったから。男は理念に走りがち、「こうあらねばならない」と。一方の女は現実的、50年先のことはともかく、いまの問題がマシになる方を選ぶ。両方必要で、片方だけでよいということではないし、むろん当選した4年間で何をするということは、いずれ明記せねばならないのだが、そこに価値観の違いが現れているような気がする。目標があってこその、手前4年間の実施政策だという立場、そうした将来像も大事だが、足下の問題をしっかり解決してこその未来だという立場の違い。
◆おれはやっぱり前者なんだな。でも、カミさんは前から「こうあらねばならないといった絶対的な規範は存在しない」とはっきりいい、差を感じていたものが、金子と田中の発言にダブった。
◆これくらいにしよう。マニフェストは4年間のスケジュール付き目標として、頭に簡単でいいから理念の部分、こういう社会にしたいと考えている、ということは書いておいた方がいいだろう。
◆ところで世論調査によれば、、鳩山が首相にふさわしいというのが麻生の倍という数字らしい。わたしの望みは菅直人だ。
◆共産党、志位よりも穀田の方が活気があっていいと思うよ。社民の福島、ありゃダメだ。毎度、気の利いたフレーズを言おうとするが、そんなヒトコトに何のインパクトもない。それよりも辻本を全面に出すべきだ。
日本小麦生産公司
◆明治政府のように重要課題に急速に対応するためには国費をつぎ込んで国営企業を立ち上げ、軌道に乗った時点で民間化する、ということがあってよい。農業だ。小麦の用途は幅広く、うどん・そばもほとんどは外国産。国産小麦は高い。20年間で小麦の国内自給率を急速にアップさせるとする。小麦公司を作る。従業員は国家公務員だ。小麦栽培に向いた地域の使用されていない田を小麦畑に変える。買収でも借地でも良い。出資を募る。林野庁の元本割れのような事態も明記しておくべきだ。需要が必ずある分野だ、経営をうまくやれば失敗することはない。質高く、かつ外国産と勝負できる価格に抑える。軌道に乗ったところで、少しずつ規模を拡大し、効率を上げ、従業員の給料も徐々に売り上げでカバーして行き、独り立ちできるところで、民間企業とする。それくらいのことをやっていい価値ある分野ではないだろうか。
幼児教育無料化よりも待機児童解消を
◆自民党のマニフェストで、保育園・幼稚園を無料化する(3~5歳)のだそうだ。教育費は低く抑える方がよいだろう。しかし制度上からすれば対価は必要なのでは。義務教育の範囲を定めるには、もう少し議論がいるだろう。
◆それよりも公設保育園の増設、あるいは保母さんの給与補助の財源に振り向けるべきだろう。合併でなくなった小学校や役場庁舎など、いくらでもある。待機児童の問題は、暫定的施設、臨時的対応でも良い、なくすことが急務だから。資格のある者を配置し、これにアルバイトを加える。子供を預かることは大きな責任を背負うことで、正規職員に過大な負担がかかることも、不慣れなアルバイトを雇うことも、そして責任を負わせることも適当ではない。制度のことはわからないが、比率が1:1くらいでもよいのではないか。しっかり面接して、子供を任せられる人材を確保する、そして給料を支払う。
◆結局は人件費が問題となろうから、アルバイトもいたしかたない、次の対応、アルバイターの就労条件の整備は追っかけ取り組まなければならないが、いまの事態を解消するには、人件費を抑えつつキャパを増やすしかない。
◆それよりも公設保育園の増設、あるいは保母さんの給与補助の財源に振り向けるべきだろう。合併でなくなった小学校や役場庁舎など、いくらでもある。待機児童の問題は、暫定的施設、臨時的対応でも良い、なくすことが急務だから。資格のある者を配置し、これにアルバイトを加える。子供を預かることは大きな責任を背負うことで、正規職員に過大な負担がかかることも、不慣れなアルバイトを雇うことも、そして責任を負わせることも適当ではない。制度のことはわからないが、比率が1:1くらいでもよいのではないか。しっかり面接して、子供を任せられる人材を確保する、そして給料を支払う。
◆結局は人件費が問題となろうから、アルバイトもいたしかたない、次の対応、アルバイターの就労条件の整備は追っかけ取り組まなければならないが、いまの事態を解消するには、人件費を抑えつつキャパを増やすしかない。
無題
視角15歳から24歳の5人に1人は学校に行っていないんだそうだ。5人に1人が学校に行かない事態について、森巣博は、自己責任ではない、制度が破綻しているんだという。
すべては雇用の安定
◆少子化対策のもっとも根幹は安定した雇用による生活の不安解消。カミさんが常に言う「公務員宿舎を見よ」と。相模大野の宿舎、「少子化ってどこの国のこと?」というほど子供にあふれている。3人いるのはザラだ。これが親方日の丸ということだ。ほとんどは専業主婦なんだろう。新築公務員宿舎に住んで家賃は2万数千円、首を切られることはない、安定した収入、あの一等地、民間なら13万円くらいだろう。国家公務員でも民間賃貸だと、住居手当半額、上限4~5万とか決まっている。おれも奈文研のときは公務員宿舎に入れてくれなかった。
◆脱線した。国家公務員の優遇制度を問題にしたいのではない。こういう安定した雇用、安定した収入があれば、子供ができるのだ。作れるのだ。
◆ただし子供作る作らないのは個人の自由。それがきっちり尊重されなければならない。その上でだ、やっぱり年収200万円では結婚もできないし、まして子供も作れないでしょ。そして年金も支えられない。国民年金の支払い率は6割だそうだ。4割は払えない(払わないヤツもいるのだろうが)。だから何がもっとも重要かということ。保育園・幼稚園の無償化、とかも考えてもいいかもしれないが、根本に手を付けなければ、それは小手先ということになる。安定した雇用、生活の不安解消、それをどうするかを柱に据えること、それに成功すれば、子供は自然に増加するであろう。
◆そのためにはどうするか。派遣法は1999年以前に戻すことだ。大阪大学に行ったアメリカ史の中野耕太郎氏は、派遣労働そのものの違法を指摘していた。よくわからんかったが。西欧では違うらしい。そんな雇用は許されない、といったことを言っていたように思う・・・。で、民間は民間にまかせればよい。民間が商業ベースでやれること以外の分野で、かつ不可欠な分野、さっきの小麦もそうだが、林業なども、国直轄で産業を育成すればよい。場合によっては、医療もすべて民間を禁止し、すべて国家公務員にすればよい。高齢者福祉も。極論だが、しかし2%の経済成長はいらない。公がやることは、経済成長ではない。国策的にやらねばならないことはやったらいいが、新産業創成などは民間に任せとけばよい。そうではなく、国費の再分配による雇用の安定だ。失業率0%の社会の実現だ。子供も増え、国民年金の支払い率も増え、犯罪も減る。
◆少子化担当大臣よ、国家公務員宿舎に視察に行け。
◆脱線した。国家公務員の優遇制度を問題にしたいのではない。こういう安定した雇用、安定した収入があれば、子供ができるのだ。作れるのだ。
◆ただし子供作る作らないのは個人の自由。それがきっちり尊重されなければならない。その上でだ、やっぱり年収200万円では結婚もできないし、まして子供も作れないでしょ。そして年金も支えられない。国民年金の支払い率は6割だそうだ。4割は払えない(払わないヤツもいるのだろうが)。だから何がもっとも重要かということ。保育園・幼稚園の無償化、とかも考えてもいいかもしれないが、根本に手を付けなければ、それは小手先ということになる。安定した雇用、生活の不安解消、それをどうするかを柱に据えること、それに成功すれば、子供は自然に増加するであろう。
◆そのためにはどうするか。派遣法は1999年以前に戻すことだ。大阪大学に行ったアメリカ史の中野耕太郎氏は、派遣労働そのものの違法を指摘していた。よくわからんかったが。西欧では違うらしい。そんな雇用は許されない、といったことを言っていたように思う・・・。で、民間は民間にまかせればよい。民間が商業ベースでやれること以外の分野で、かつ不可欠な分野、さっきの小麦もそうだが、林業なども、国直轄で産業を育成すればよい。場合によっては、医療もすべて民間を禁止し、すべて国家公務員にすればよい。高齢者福祉も。極論だが、しかし2%の経済成長はいらない。公がやることは、経済成長ではない。国策的にやらねばならないことはやったらいいが、新産業創成などは民間に任せとけばよい。そうではなく、国費の再分配による雇用の安定だ。失業率0%の社会の実現だ。子供も増え、国民年金の支払い率も増え、犯罪も減る。
◆少子化担当大臣よ、国家公務員宿舎に視察に行け。
森公章さんをテレビで見ました
◆NHKの日本と朝鮮半島の特番の再放送で、7世紀のところを見た。どんなんだったっけ。乙巳の変、大化の改新、白村江、天武朝までだったかな。森公章さんを久しぶりに見た。白髪がまじり、もとから恰幅はいいし。発言は棒読みに近かったが、にやりとする表情がなかなかよい。
大雨に赤潮、養殖魚の死滅
◆赤潮のニュース。豪雨で多量の川水が海に流れ込む、川水には海水の20倍の栄養分があり、その多量供給で、植物性プランクトンが増殖して大量発生したらしい。そういうものなんだ。
キトラの壁画、高松塚は?
◆キトラ貼り戻し不可との判断が出たんだって。高松塚を戻すかどうかにも影響があろうと、新聞記事にあった。もはや恒久対策作業部会委員でもないので、高松塚の検討が、どんなスケジュールでどう進んでいるか、まったくわからないが、見守っておこう。
異常気象
◆7月末というのに梅雨あがらず。昨夜も大雨。明日1日はPLの花火だが、けっこうな大雨だという。どうなることか。例年ならもっとも暑い時期だ。海水温があがってきていないらしい。太平洋高気圧が弱いのだ。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。