人を幸せにする人になろう

今西家住宅

◆豊中市のホームページから。

◆寿永2年(1183年)豊中市の桜井谷・原田・小曽根・服部・穂積の一帯に広がる摂関家の荘園「垂水西牧(たるみにしまき)」が奈良春日社に寄進されたのを契機に、社家の中から現地管理をおこなう目代(荘官)として、また南郷春日神社の祭祀を司るため下向した今西氏の屋敷です。
 現在も今西氏が居住する屋敷地は、かつて外堀をめぐらした方2町(約216m四方)の範囲があったとされ、その中央に南北1町(108m)、東西半町(54m)の居宅を構えるものです。発掘調査でも、その堀跡などの遺構が各所で確認されています。
 現在、屋敷地には宝永8年(1711年)建築の主屋、延享3年(1746年)に奈良春日社の若宮社殿を移築した南郷春日神社本殿があり、伝来する膨大な中世文書からも当時の様子が総合的に復元できる貴重な史跡として国の指定を受けています。

◆800年以上住み続け、いまも居住している、すごい家ですね。こんなの、全国にどのくらいあるのだろうか。

豊中市立郷土資料館

◆2022年にできたのだとか。転用で、前は「豊中市立少年文化館」だった もののよう。マチカネワ ニに始まり、中世史・近世史・近代・戦時中・戦後、1階の面積だけではコンパクトなものにならざるをえないが、ひととおりふれられている。建物があればできるというものではなく、むろん展示設計・実施の予算付けがともなわないと展示施設はできない。とにかく、こうして豊中市に歴史系の展示施設ができたことを喜びたい。
◆榎坂郷、古代の原型はどうだったんですかね。なんとなく囲めるようにも思うが・・・。

鉢塚の横穴式石室

◆3度目くらいかな。この石室、やっぱすごいわ。玄室床面の面積をちゃんと比較しないといけませ んね。赤坂天王山と同規模なんだ。
◆これなんぞ、大和での天王山式とか石舞台式と同じようにはいかない。段数からすると、天王山以前になってしまいそうだが、天王山式くらいに位置付けるのが適用なんでしょうかね。あるいは羨道片面のあり方からすると、石舞台式まで下げるべきなのかもしれない。

再整備された池田市茶臼山古墳

◆前に行った時は、再整備前。宅地開発に対し、発掘調査で判明した60mの前方後円墳の保存運動 により、公園として残された。2015・16年に、再整備に向けて、墳丘部の確認調査が行われたらしい。その報告を見ないといけませんね。それにもとづき再整備され、看板もきれいになっています。

池田城にはじめて行く

◆池田氏は、最後は家臣の荒木村重に実権を握られ、村重は池田を廃城として伊 丹に有岡城を新た に築城する。この池田城、猪名川から見ると、とてもよく目立ちます。いままで池田に行くことは何度もあったが、行かなかった。公園として整備され、発掘調査がなされ遺構が確認され表示もされている。しかし、それとは別に南西部に櫓が建てられている。1階部分に簡単に池田氏と池田城の説明があるが、あまりリキは入っていない。資料館の展示面積が限られるなか、池田のマチの出発点となった、池田市・池田城の歴史を、この建物でしっかりやってほしいもの。
◆池田市の実情はわからないが、最後に面白いパネルでの説明文があったので、示しておきます。この櫓、白壁・瓦葺の外郭塀、目の前にある庭園、これらはすべて池田城になかったツクリモノということである。市としては、城なんだから城らしくという、文化財保護部局とは別の市長部局の要請に押し切られたんでしょうね。

二子塚の墳丘測量図

◆2年前に少し調べ、去年だったか足を運んだ後期前方後円墳の二子塚。2年前に調べた時は、もう 少し粗い図だったような気がする。が、資料館のパネルに新しい?測量図が掲げられていたので、撮影させていただいた。ごめんなさい。

池田の町 池田市歴史民俗資料館

◆在郷町・池田。南下して池田市歴史民俗資料館。そこのパネルにあった池田の町の図。近世絵図では既に城はないので、絵図のトレース起こしとしては、こうなる。が、これに城を記入していただけるといいのですが。
中之町というところを少しウロウロしました。

閉まっていた川西市郷土館

◆城山のふもとに、江戸時代に多田銀山の鉱石から精錬していたマチができていたとのこと。城の登り口まであるいていると、石垣に交じって金属ケラを積み上げた壁面がある。別子銅山を思い出す。
◆で、ここに川西市郷土館というのがあるのですね。平安家というのが精錬をやっており、すごい屋敷が残っていて、それが川西市の所有となり、郷土館の構成資産になっている。ほかにも6つ?くらいの建物などがある、複合施設になっており、全体を川西市郷土館というらしい。残念ながら、耐震工事のために休館中・・・。今年の秋に再開するとのこと。改めて来たいですね。

シオジイの城 山下城(獅子山城)

◆多田庄の国人筆頭の塩川氏の居城とされるも の。シオジイはこの家筋なんだとか。

囲形埴輪だ

◆多田神社でも見ました。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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