人を幸せにする人になろう

いまの北朝鮮と戦前日本

◆リットン調査団の報告による国際連盟における日本非難に対し、脱退して孤立し、軍備を増強し、中国から引き揚げず、インドシナに進出し、原油を止められた。米英などと戦争を本気でやる気持ちはなかったのに、閣議や御前会議でのコトなかれ主義で、建前としての威勢のいい姿勢がそのまま方針となり、それでもアメリカと交渉を進めるも、譲歩する決断を近衛はなんらできずに退陣し、自ら追い込んで戦争に突入した。
◆戦前日本の孤立と姿勢は、こういうものだったんだろう。連合国にも悪意がなかったといえない面もあるかもしれないが、そればかりではない。国際協調はありえたに違いない。
◆いまの北朝鮮、そこに圧力をと言っている姿と、だぶってしゃーないわけです。そうすると、戦前日本が戦争に突入せずに住む道があったとすれば、どういう道だろうか。そういう筋道に北朝鮮を導くことはできないのか、と思ってしまう。そこは基本的には該当国自身の問題、とくに民主主義、議論、というところだろう。が、戦前の日本もいまの北朝鮮も、反対意見をもっていても、上のヤツ、怖いヤツを横目で見て、さからえないままなんだろう。しかし、日本が真珠湾とマレー半島上陸という奇襲に出たように、ミサイルを日本に打ち込む、それを防ぐ道は当該国以外の国々に委ねられている面があるのも事実だろう。
◆窮鼠猫を咬む。問題はここから。追い込んだらミサイルが飛んできて、それは核兵器で、日本は3つ目の経験をすることになるかもしれない。それを絶対に防がないといけないと考えるか、あってもしゃーない、あるいはあってもいい、と思うかである(続きがあるが、ひとまず)。

プラグイン

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
8 9 10 11 12
14 15 17 19 20
21 22 23 24 25 27
28 29 30

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索