人を幸せにする人になろう

まあいろいろと

◆冒頭。考古学の者なんですが話の半分は文献史ですと。考古学では異端です、と。でも河内政権を考えるうえで津堂城山の登場をどう考えるかとか、最大規模の大仙の被葬者は誰なのか、といったことは日本史にとって重要だと自分は考えるので、この信じた路線で行きます、とイントロを。拍手をもらっって、すこしうれしかった。
◆日本の歴史に興味をもつ人たちにとって、迎合するわけではないが、わたしは文献史です、考古学です、という守備範囲はあまり関係がない。それらの統合の上に結ぶ歴史像を知りたいわけである。かつ、考古学の本来の目的も歴史学でしょ(考古学からだけでわかる歴史なんでしょうか)。もうちょっと言えば、日本全国で従事している文化財専門職の人たちの仕事もそういう地域の歴史像の構築なんじゃないでしょうか。
◆でやっぱり文献史の人から指摘を受けるわけです。わたしが引用するKさんのことを。そういうのを引くのはどうなのか、と。2008年に論文を書いた時も、かなり言われました。が、反正と允恭の在位年の論証は、改めて美しい方程式だ、と感じて、そういう言い方をしておいた。見事ですよ。やっぱりオーソドックスアカデミズムの側は、ハナから相手にしないわけである。昔、田中Mさんに言われたことを思い出す。「お前な、民間で三角縁神獣鏡についてちゃんとやっている人の研究で取るべきところを評価せなあかんぞ」、と。
◆終了後、懇親会。楽しいです。修論読まなあかんということが頭の隅にあるが、まあ今日は飲みましょう、と。2次会にも行き、最近入った堺市の若手の人たちと同席する。人間が仕事をするのだから、こういう機会を大事にしたいもの。こないだの文化財専門職説明会について書いたこのブログの話も出た。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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