人を幸せにする人になろう

テラスの礫敷

◆『考古学研究』で、造山の埴輪列の写真が掲載されてました。が、ほんとうにテラス面に礫敷はないのでしょうか。
◆うちでは、口酸っぱく、礫敷は動いている、流土に入っているというので取り除くと残らないよ、と言っている。まあ基本は動いていて、上からの土が入り込み、葺石のように原位置というわけにはいかない。浮いた高い位置のものはともかく、面的なものは動いても置け、残せと言っている。ガリで削れば簡単に飛びます。
◆玉7・3・1、すべて礫敷でした。渋谷向山も礫敷、網野銚子山も礫敷。そうでないものもあるのではあろう。しかしスタンダードは礫敷、墳頂平坦面も。斜面は葺石、平坦面は礫敷、日本の古墳はそのように仕上げるのである。これは規範である。天下の造山古墳がそうでない、というのは腑に落ちないのである。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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