人を幸せにする人になろう

プログラムバカ

◆カミサンの弁。機械・電気・土木・建築など、工学部の根本のところを軽視してはダメ。そこをしっかりと保持する。そして就職にはまったく問題ない。が、いま理工学部などを新設する時、こういうのでなく、情報、なんとか学科ばかりが生まれる。で何をやっているか。研究室でやっているのは初音ミクだったりする。中身あっての情報化です。プログラムを組む能力が高い者がいるのかもしれない。が、こういうことができないかということに対して、こうやれる、こういうこともできる、とシステム開発が進む。そういうものがなく、情報の世界のなかで何かやるとなると、結局、くだらない、できたところでどおってことのない遊びに終わる。で、そういう学士がヤマほど輩出され、しかも就職がきびしいのだそうである。
◆映画「剣岳 点の記」のなかの言葉が良かった。要するに剣岳初登頂をめぐり、まわりがさわぐ。これに対し、「剣岳にどちらが早く登るかよりも、何のために剣岳に登るかが大事である」という言葉がいい。研究もそうですね。考古学でも、なんか並べられないか、順序付けられないか、できたと。でも、なぜそういう変化をするのかそれを知りたいとか、目的あっての研究であるべきですね。自分はなんのために考古学をやるのか、文化財保護をやるのか、こうしたいから、こういう社会にしたいからがあり、それにむかって遺跡や資料を扱うということか。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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