人を幸せにする人になろう

久津川車塚9月16日(水曜日)

◆自分、道上、原田、佐藤(・山口?)、園原・大澤・土谷・吉村・木下・安藤 城陽市担当者
◆小雨模様ながら、2つのテントで南辺をカバーし、全員で埴輪の精査、上面の検出に従事する。昨年度、横たわった埴輪片を含む礫が残っている面で止めていたもので、埴輪を上げて礫面を整えてと考えていたが、埴輪列の柵で溜まりになっている様相。黄色が続き、止めていた礫面はほぼはずさないといけないようで、上面までかなり土を上げなければならない。
◆南辺を2分割する位置の大型埴輪のなかに蓋の立ち飾りの軸が落ち込んでいた。埴輪の内部および周囲はかなりすっきりし、埴輪の姿かたちがかなりくっきりとなるも、その両側に残された上面までなお高い部分を下げるには、まだまだ手間と時間がかかる。家形埴輪の破片がまとまって見られる範囲も絞られてきた。立っているものはなさそうだが、元の位置を一定反映した出方をしている。南深掘り部でも出土した、立派な端面を面取りし、軸部に円形孔をもつ鰹木が出土。
◆なんとか1日作業ができた。この日泊。現地説明会の資料完成。学生等による説明ポジションにつ いても相談する。原田・道上両君らが学生らを牽引し、みな献身的にやってくれている。現説に向けて格好を整えないといけないが、そうしたドタバタの緊張感をもちつつも、焦ってやることはない。必要な観察や記録など、やらなければならないものはヤランといかん。9月中に終了するには黄色信号となってきているが、残りの作業は数多くあることは確かだが、手順を考え、ひとつひとつ仕上げていくほかはない。
◆こっちは、メイン箇所の埴輪列の作業は任せ、縁部で片づけておかないといけない作業をやっていたが、埴輪列にむかっていると、長い時間膝を折っているのもしんどい。
【写真】この日の晩ご飯の様子。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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