人を幸せにする人になろう

京大事件

◆昨年の大阪商大事件の記憶もさめやらぬまま、恒藤記念室の展示に向かっているわけです。朝日 の〈反骨の記録〉を楽しみにしている(長沼裁判も)。京大滝川事件で、恥ずかしながら恒藤と末川が大阪商大に来た、ということしか知らんかったわけですが、21人のうち18人までが立命に行ったわけで、大阪商大河田学長の見識もさることながら、本流はごっそりと受け入れた立命なわけだ。佐々木惣一は直後に学長、戦後、末川も立命に移り学長になる。まあ、大阪商大の影は薄い・・・。文部省のターゲットも実は末川だ、という話もどこかで聞いたようにも・・・。恒藤も特高がマークはしていたらしいが・・・。
◆反骨の記録に取り上げられると聞いているが、大阪商大としては、むしろ商大事件が重要なのだろう。恒藤や末川もいるが、彼らは京大でやられ、戦中は雌伏している様相。表だっての言論を控えざるをえないのも残念ながらやむをえない。それより商大としては、商大事件の、より若手の反戦思想こそ、確かに取り上げるべき価値があるんだろう。
◆末川の『彼の歩んだ道』は大学時代に古本でたまたま買っていて、いまでも持っているが、当時のことにはあまりふれない。よくはわからんが、思想のコアはあまり表にせず、どう対抗していくかを考え、やることをやったというところなのかもしれない。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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