人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
伝統工芸館
◆次いで伝統工芸館に行く。
伊勢の墨と型紙のふたつを取り上げたもの。展示、作品ギャラリーがあり、また型抜きの体験ができる。ラッキーなことに、墨でなく、型紙切りの技術をもつ方の実演の日であった。この方には、結局手を止めてしまうことになったが、けっこうな時間話をうかがうことができた。
◆切り方にもいろいろあり、半円形の彫刻刀をくるりと回して円形に抜く作業をされていた。切り抜いた、柿渋色の0.5mmくらいの円形が散らばっている。われわれより上
の世代は型紙で食っていた人たち。しかしいまは和服を着る人が少なくなるとともに、営業的にやっていけるほどの恒常的需要はない。0でもない。このままでは着物を伝統的方法で染めるための型紙が衰退してしまう。その技術を守っていこうという有志のみなさんが、それぞれ別に職をもちつつ技を競い、染色用ばかりでない使い方なども模索しながら、技術を保持されている。
◆型紙をドアのガラスに貼ると、とてもおしゃれです。まあしかし、そこは1枚を仕上げるのに1ヶ月といった日数がかかり、その人件費からすると、1点22万円といった価格も仕方がないですね。手拭いを買うくらいがせいぜい。とはいえ、とても楽しめる場所でした。
◆切り方にもいろいろあり、半円形の彫刻刀をくるりと回して円形に抜く作業をされていた。切り抜いた、柿渋色の0.5mmくらいの円形が散らばっている。われわれより上
◆型紙をドアのガラスに貼ると、とてもおしゃれです。まあしかし、そこは1枚を仕上げるのに1ヶ月といった日数がかかり、その人件費からすると、1点22万円といった価格も仕方がないですね。手拭いを買うくらいがせいぜい。とはいえ、とても楽しめる場所でした。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。