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人を幸せにする人になろう

八戸研究会(10)遺物たちと5世紀の古墳の可能性

◆是川縄文館の紹介はまたあとで。縄文晩期の漆製品で著名な是川遺跡の一画に立派な博物館がで きあがっている。これは八戸市の埋蔵文化財センターでもある。
◆冷水遺跡の続きだが、滑石製模造品やら手ずくね土器もある。模倣杯もある、赤彩された土器もある。そこに琥珀や黒曜石がともなう。毛皮や海産物等の交易を目的とするというのが、おおよその理解なんだろう。
◆円形周溝が古墳だとすれば、5世紀の古墳が八戸にある、ということになる。検出されている円形周溝が古墳かどうかは決められないとしても、5世紀後半の倭の進出の中で、7世紀以降の末期古墳に先行する5世紀代の古墳が築かれてなんら不思議はないだろう。いずれ、確実例が見つかってくるのだろう。
◆ちなみに冷水の須恵器を、近つで須恵器の専門家が集まったところにもっていって見てもらったのだそうであるが、結論はみな陶邑じゃないと口をそろえたらしい。色が黒いと。ほんとかな~。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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