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四条塚山古墳の石棺???

◆ヒストリアに原稿を書くのに、四条塚山古墳で石棺が露出していたという記録があると、古代学研究会のIさんからの情報。とても重要なので、何に書かれているのかを問い合わせると、丁寧にご教示いただきました。みなさまにも披露します。
◆(1)日長英連『神武聖帝皇陵図話』(1757年?。宮内庁書陵部所蔵本、翻刻なし)。星野良作『研究史 神武天皇陵』吉川弘文館1980年に引用されている、とのこと。その記述「御石棺の角少シ見エテ有シ」。
◆谷森善臣『藺笠のしづく』(1857年)。これは『勤王文庫』大日本明道会 第3編(1921年)ほかに翻刻されているとのこと(『奈良県史』考古、にも)。その記述、「塚山とよぶ円塚あり、塚上に石棺の蓋石のごときもの顕出たりとぞ」 。
◆みなさんはどう考えますか。石棺に見えるもの、それも蓋らしい、その角がすこしと。石棺の蓋の角・・・、家形?屋根状?ということか。が石棺として、直葬かもしれないが、石室石材に関する記述はない。谷森の「石棺の蓋のごときもの」、この「ごときもの」とはなんですかね。ただし、伝聞情報のようですね。で、塚上にあると・・・。「石槨のひとつの天井石の角」かもしれませんね。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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