人を幸せにする人になろう

大坂本願寺シンポ

◆3月27日の日曜日、大阪歴博講堂。大阪歴史学会主催。役はなかったが、関係者集合の11時に行く。事前に同僚のN氏の記事を掲載してもらうことができ、ほぼ講堂がちょうどいっぱいになる盛況でした。若い委員等が受け付け等で頑張ってくれているが、こっちは1聴衆となって発表を聞きました。
◆いや~、石山本願寺なんて、同時代資料にはないということは聞いていたが、実は「石山」とは豊臣大坂城の形容だったなんて・・・。石山本願寺が間違いというにとどまらず、ではなぜ石山かという答まで出てくるとは、ヒストリア2月号を読んでいないということですが、予想していませんでした。むろん、当初のねらい通り、江戸時代のなかでどのように石山が流布していくか、といった発表も実に面白かった。
◆安土が自然の山を利用し、斜面を切って石垣を積んだとはいえ、上町台地の、谷が入っているところも巧みに利用して堀を設けているとはいえ、基本的に平坦な台地に堀をうがち、土を盛り、すべて石垣で囲んだ、高さ30mの石山(ちと大げさか)を造り上げた姿は、確かに人をして「石山」と形容させる画期的な巨大な城だったのだ、ということを思い知る。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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