人を幸せにする人になろう

文化・文化財

◆5月の市大日本史の時にいろいろ考えたことも、書き留めておかないと忘れそうである。長々とは書けば書けるのかもしれないが、(1)目標とか使命とかを明確にする、(2)それにむかって力をあわせる、(3)戦略を立てる、(4)実践する、そんなことを考えました。
◆昨年の大阪の歴史演習1年目に履修生とは、その後もつきあいがあります。うち1人は住吉ガイドの会の方で、かなり熱心、勉強もしているし、ガイドという実際のプランニングもまったくちゃんとしている。依網池でこないだ小文を書きましたが、この人にいろいろ教えて貰いました。で、わたしはこう思いますと、ヒストリアの抜き刷りを送りました。そしたら訪ねてきてくれて、苅田の庄屋さんの家の出で、大学の理学部だったかの先生をしていた人が、家の文書を整理し出版し、いまは絵図の整理をしているのだそうです。東大史料編纂所にもっていかれた文書もあるようですが、それは鋳物師関係だそうです。うちの大学の大学史資料室が、杉本村の庄屋文書を寄贈?してもらっています。我孫子関係の文書もまたある。つまり依網池の水利のことを考えようとする場合、資料はいろいろ残っており、川内先生は我孫子村文書でやっているが、苅田、杉本、これらを全部つきあわせて一帯の近世史を考える必要があるんだと思う。そういうことをやってみたいですね、と伝える。
◆話が脱線しています。うちの大学の発掘現場では近世の土取跡がでてきてますが、遠里小野だったか、土管を作っていたんだそうです。そういうの書いてくださいよ、と言ったのですが、そこから先です。それより大事なことがあると。この履修生だった方はむろん年齢は上です。でもその人が、やっぱり高度経済成長によって地域社会が大きく変わって、わたしらの知っているのは、1960年代以降の話で、それより古い、近世以来の住吉のこのあたりの昔は、われわれより前の人に聞かないと、溜池のことにせよ、細江川のことにせよ、わからないんだ、と。そういう人たちに、聞けるうちに話を聞いておくことの方が優先なんだ、と。なるほどな~、と。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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