人を幸せにする人になろう

熊本の地震

◆最初は木曜日の21時半頃でしたか。中央構造線は四国の北部を通り、佐田岬半島でしたっけ、を 通り、九州を横断しているのですね。阿蘇があって分離した形になっているように見えるが、今回の断層につながっていくのですね。その延長には川内原発も近い。
◆ふつうは止めるでしょ、とカミさん。菅くんは、止める理由がない、と。震源も八代に下ってきている。普通の感覚では、収束するまで、一旦、停止するというのがまっとうだと。その通りですね。コト原発に関しては、もっかいドカーンとメルトダウンして、いよいよ追い込まれないと動かないという、アホな現実。
◆もひとつ。避難所ができる、水をもらい、おにぎりをもらい、フトンやら・・・。こういう緊急用の必要品やら、水・食料の備蓄や供給体制など、いくつもの経験のなかで、システム化が進んでいる面はあるのだと思う。支援体制とかも。そういう理不尽な自然災害の前に、公や民間などの支援ということが必要なのはむろんわかった上でのこと。自分でなんとかするという能動性が失われつつありはしないか。みな与えてもらえる、と。水がないなら汲みに行くとか、寒けりゃ、廃材でたき火をして暖を取るとか。食糧に関しては、羽生さんの講演とも関連し、スーパーで買うことが当たり前になっているいま、都市部の人間には手を打つすべがないかもしれませんが。自分がやれるとはいいませんが、昔の人なら野に行き、山に行き、食えるものを集めてきたであろうに。茫然自失、そういう行動が取れない、のかもしれません。しかし生活力が、どこかの生命保険会社の製品じゃないが「生きるチカラ」が失われているのでは、とも感じてしまう。
◆昨年、神戸の震災の話で、トイレの問題。川から水を引いてくる、という行動を起こしたのは、戦後に同じようにやった経験者たちだった、ということだ。いまの人間は、レバーを引いて水を流すことに慣れきって、そうでない対応ができない。
◆そして、電気が復旧したかと思えば、まっさきにスマホを充電するのだとか。で、おにぎり足らんとかSNSとやらで文句を言うにいたっては・・・。生きるチカラ・・・、どこへ行ったんでしょうか。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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