人を幸せにする人になろう

陵墓懇談会2011

◆いつものように1200に明治大学に集まり意見交換の後、書陵部を訪ねる。
◆内容は『ヒストリア』8月号に書くことにするが、今年度の予定を公表しておく。まず、陵墓の保全整備工事は、2年前に事前調査が行われたコナベ古墳の護岸工事が行われる。また、昨年、事前調査が行われた広陵町の新木山古墳の外構柵工事が行われる。
◆今年度の事前調査は、大和郡山市の郡山新木山古墳と、古市古墳群の小白髪山古墳の2箇所で実施するとのこと。郡山新木山は、金魚の養殖に使われている濠がめぐる裾部以外の三方での発掘調査、小白髪山古墳は、1999年の南側に続く北側の発掘となる。
◆こうした情報は、宮内庁書陵部の公文書で、関係府県に示され、日本考古学協会に提示されたものなので、堂々とオープンにして問題ないと思うが、図面をブログに示すことはやめておこう。
◆立ち入りは、当初リストで残っているもののうち、2箇所が候補となりそう。これは16学協会で引き続き検討することになるが、今回改めて残ったものの実現可能性を確認したところでは、そんなところになりそう。この2箇所を粛々とやって、次のステージに行けばいいのでは、と個人的には思う。
◆なお、サンケイ新聞の記事が話題になったが、森先生となんとかさんの意見公表とセットとなっていた、陵墓の調査に関するアンケート結果が実は重要。これコピーは配られなかったが、紹介された内容では、国民は陵墓について学術的に調査することに、かなり賛成意見が多いという結果となっている。

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雲楽
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1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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