人を幸せにする人になろう

韓流と日韓関係

◆わたしは韓流にはまったクチだ。冬のソナタのDVDも買った。大阪城ホールでのチェジウのドラマコンサートに行った・・・。
◆この韓流をとても歓迎している。いちばん近い国でありながら、かならずしも仲がよくない日韓を確実に近づけたと思う。おれは、小さい頃、母親から「あそこは朝鮮人が住んでるところだ」とある家を指さされたことを思い出す。親の世代は、朝鮮人を蔑視し、また根拠なく怖いといった刷り込みが為されている世代だ。ヨンサマ!と言っている世代よりもやや上かもしれないが、しかし、あまり変わりはない。隣国のことをなにも知らなかったオバサンたちが、ドラマを見て、韓国に出かけて行き、ハングルに取り組み、確実に韓国理解が進んだ。東方神起ファンなどの若者もそうだ。
◆むろん文化的な差はあるが、しかし極東の隣国で、家屋や食い物や、むろん顔つきも、共通する。韓国に行って、調理の仕方は違うが、食ってるモノには差はないなあ、と思った記憶がある。世界のなかでは文化的にも近く、異質な文化という感じはない。理解し合いやすいと思う。都市部の生活など、東京や大阪となんにも変わりはない。
◆アジアの隣国としていい関係であって欲しいと願う。政治的にもそんなに対立軸はない。竹島問題くらいだ。これもメンツと資源がからむが、日本海に浮かぶどおってことのない小島のことにすぎない。ひとまず棚上げにすればよい。在日米軍・在韓米軍があって、アメリカの影響が大きく、また拉致問題でも共有課題をかかえている(むろん対北朝鮮ではまったく同じというわけでないが)。
◆過去の問題は水に流せることではないが、現在の日韓は、もっと近しい関係になれると思う。両首脳ももっと頻繁に行き来し、経済的なこともあるが、東アジアの恒久平和について政治的にも歩調を同じくして取り組めるはずであろう。人的交流や文化的交流が深まっていることは、確実なベースになりうる。隣国故に、また過去の問題もあり、韓国の日本へのライバル視も不可避だろうが、なにか互いに距離を置いているように見えるのだが、もっと協調していくことができるはずだと思う。

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HN:
雲楽
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性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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