人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
鹿児島―古墳の旅(3)
◆そこから理学部の教室に引き返し、鹿児島大の発掘資料の見学会が始まる。
◆そして14時から研究会。貝製腕輪の話と、大隅の古墳の話。腕輪の話を聞いていて、どこまで畿内などの前期古墳に貝製腕輪が入っているのか、それはわからんが、密閉性の高いものから出ていることからすると、やはり残存していないが存在していたものを一定程度想定すべきであろう。が、すぐに緑色の石に置き換えられ、そっちが主流になる。実際に腕輪として使用することも一定程度あったのだろう。男はクワガタ石で、女は車輪石などの使い分けも維持されている(どこまで着装しているのかな)。が、すぐに量産化され、実用品とはいえなくなり、そしてパタリと終わる。前期古墳の副葬品目に腕輪が加わったことは確かながら、その後の貝製腕輪などが、九州を中心とし、信州などの東日本にはありながら、近畿地方ではほとんど出ていないことからすると、ブレスレット文化は、石製腕飾が廃れるとともに続かなかったのだろう。そして腕輪文化の伝統が根強かった九州をはじめ(が分布域も問題)、残っていく地域もある、そんな風に感じる。
◆このまま書き続けてもいいのだが、明日もあるので、この辺で。しばらくは伏見城のことで頭がいっぱいになるので、続きは終末にでも・・・。
◆そして14時から研究会。貝製腕輪の話と、大隅の古墳の話。腕輪の話を聞いていて、どこまで畿内などの前期古墳に貝製腕輪が入っているのか、それはわからんが、密閉性の高いものから出ていることからすると、やはり残存していないが存在していたものを一定程度想定すべきであろう。が、すぐに緑色の石に置き換えられ、そっちが主流になる。実際に腕輪として使用することも一定程度あったのだろう。男はクワガタ石で、女は車輪石などの使い分けも維持されている(どこまで着装しているのかな)。が、すぐに量産化され、実用品とはいえなくなり、そしてパタリと終わる。前期古墳の副葬品目に腕輪が加わったことは確かながら、その後の貝製腕輪などが、九州を中心とし、信州などの東日本にはありながら、近畿地方ではほとんど出ていないことからすると、ブレスレット文化は、石製腕飾が廃れるとともに続かなかったのだろう。そして腕輪文化の伝統が根強かった九州をはじめ(が分布域も問題)、残っていく地域もある、そんな風に感じる。
◆このまま書き続けてもいいのだが、明日もあるので、この辺で。しばらくは伏見城のことで頭がいっぱいになるので、続きは終末にでも・・・。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。