人を幸せにする人になろう

2016年6月24日、山背大兄皇子に会いに行く

◆西宮古墳の計測に行きました。朝8時から掃除をして、途中からカミさんは写真撮 影、こっちは掃除を続ける。9時過ぎ、共和さん来て、計測が始まる。11:20くらいまでかかったか。その前に雨がポツポツ来て・・・。まあしかし計測は無事終了した。午後は大雨でしたね。写真撮影は完了しなかったが、雨だし、計測後に続きをやることはやめ、後日、出直すことにする。
◆西宮古墳から唐尺になる。薄葬令の石室は唐尺とみてよい。岩屋山式と亜式のクサ墓までは高麗尺。したがって、岩屋山式は7世紀前半となる。西宮もまた改新前でよいだろう。須恵器蓋が出ているが、精製品で小型高坏の蓋である可能性があり、坏G蓋とみてその径から飛鳥Ⅱ新とする見解は確定的でないと思う。『延喜式』に北岡墓とあり祭祀対象になってお り、当然、生前造墓で、自害ののち、そこに葬られたと考えられる。斑鳩にふさわしい墳墓があるなら、それでいいのですが、時期からすると、西宮かなと。上宮王家が平群に進出していたという指摘のもとを学ばなければいけない。みな平群氏というけれど、7世紀第2四半期頃に活躍した人物はいるんだろうか。聞かないように思います。
◆西宮古墳から、計測作業中、まわりをながめていました。西に信貴山があり、南正面には烏土塚がある(写真下)。むこうに葛城山が見える。平群氏って、いつまで追いかけられるのだろうか。
◆夏の久津川の葺石計測もお願いしておいた。お盆頃だと。羽曳野の横口式石槨6基は、秋かな~。ちなみに、この6基においても、高麗尺から唐尺への転換が読めますよ(『ヒストリア』)。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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