人を幸せにする人になろう

2016年6月25日、坪井先生のお別れ会

◆500人くらい集まっただろうか。まったくの普段着で、黒や灰の人々ばかりで、後ろの方に控えていた。鈴木嘉吉さんのお別 れの言葉はなかなかよかった。献杯となり会食。参会者の方々のスピーチが始まるが、ここまでくると誰も聞いていない。O先生の挨拶を前に聞きに行く。しばらく後、H先生が大声を上げ・・・、唖然。参会者のみなさん、顔は覚えているが、名前を思い出すのに一苦労。
◆すんなりと戻ってきて研究室にいます。『考古ボーイの70年』を取り出すと、自分の名前が書いてあった。1999年発行。文化庁でいちばん下のわたしにも下さったのですね。覚えていないが、速報展の打ち合わせ会の時だろうか。ありがたや。
◆坪井先生のお仕事は多くの人が語っている。大学や研究所や文化庁の大先輩であり、直接のつきあいはわずかであれ、とても親しみのもてる先輩であり、多くのものを与えてもらっているのだと思う。書き残されたものから、これからだって学ぶことはできる。後輩であるわれわれは、考古学を学び文化財行政にかかわる人材を送り出し、また文化・文化財を大切にする普及活動を進めることが務めですね。大正10年生まれ、42年あまり上の大先輩の逝去である。
◆ところで、従四位が贈られたとのこと。これにはびっくり、まだそんなんあんの、と。戦前の官人はみな位をもち、肩書に書いているが、これ戦後も生き残っているんですね。いまはあれでしょうか、ぜんぶ没後の叙位なんですかね。大阪府のMさんが、「文化財や」と。坪井さんで従四位だ、主権者たる国民は99%無位ですね。まあこんなのは、伊藤博文が敷いたレールなんでしょうね。
◆実測図にケバを入れるようにしたのは坪井さんだそうです。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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