人を幸せにする人になろう

2016年8月25日(木曜日)久津川車塚

◆昨日の埋葬施設の写真をフォトスキャンにかける。できた。がシャドウ部があり、 朝、追加写真を撮り、現場に持ち込んだPCで合成する。最終的に25日、家に戻り、座標も入れ、いままでオルソ画像を作成していました。なんとか独力でフォトスキャンで画像を作りました(写真)。
◆朝、そんな作業をしつつ出発。参加。城陽市担当者。自分。長友。道上・阿部(市大)。大澤・コンマ1・安藤・木下・姿(立命)。泉・田口(奈良大)。相馬(近大)。来客:山口博さん。
◆埋葬施設班。工藤さん・自分・道上。第1Q。昨日、取り切れなかった埴輪の取り上げ。ゴツイ家形埴輪が上がってきております。最終、取り上げ番号103まで振ったのかな。
◆テラス班。長友・阿部・コンマ1・安藤・木下・姿・田口。第2Qに上に上がり、最初は ミニヅルで、後半は木下とバチで残る表土を叩く。第2列、ミニヅル。そして第3列と、われわれが荒掘りをして下に進み、調査区上端から列を増やして下げていく。午後はテラス面を離れたが、調査区上端で転石面が出てきて遺構に近づく。真ん中でも、もしかして立っている?と思われる埴輪を検出。表土直下ではなかったが、そろそろ遺構面が近づいたという感触をえた1日であった。明日は躍進?か。
◆カコイラ班。大澤・泉・相馬。ひたすら取り上げ。取り上げ後の土の始末、その下で出てきた埴輪片の書き足し、etc。いや~、いったい何番までいったのか、相当な作業量である。それと同時にカコイラ部に埴輪を噛みながら横たわる転石の除去などの作業も進め てくれている。どうやら、ここの囲いは、柵塀上端の三角のみならず、その下の上の突帯も外にむかって三角になっていることが判明した。本邦初でしょうか。80%くらいは取り上がり、下層もうかがっているが、いまのところ立っている埴輪はありません。槽もまだ拝めてません。もうひとがんばりです。
◆再び埋葬施設班(別名:寸止め班)。コンマ1を加えて、いよいよ幅70㎝として、墓坑横断の断ち割りに入る。遺骸頭部付近に相当するか。1m弱まで掘り下げる。レーダーによる墓坑の深さは1.6mだが、木棺の高さを考えると、そろそろ注意しないといけない。棺幅の平行する直線状の土層が見えてくるか?、あるいは被覆粘土か。
◆いや、3箇所とも佳境に入ってきました。できれば、来週の水曜日くらいまでには掘り上げ、全体清掃・写真・計測などを終え、その次の週には図面にかかりたいものである。

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HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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