人を幸せにする人になろう

2022年12月25日、長崎から雲仙

◆翌日レンタカーを借り、外海に行く。レンタカーを予約するのが遅く、軽バンであった。長崎の町あるきも考えていたが、結局はほとんど歩かないことになる。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産になり、歴史博物館での展示や、そこで取ってきたパンフレット類でも、大いに宣伝している。とくに意識していなかったが、今回の旅程はほぼ関連遺産のある範囲だったので、これらの遺産や資料館などに立ち寄ることの多いものとなる。
◆車で大村湾に面する時津に行き、大村湾を見に行く。長崎の地形が書けますか?。複雑怪奇で、 すらすら書くのは難しい。大村湾は、外海とは細い水路が抜けているだけで、ほんと内海。それを見ておきたかった。そこから西彼杵(そのぎ)半島の沿岸に出て北上し、出津(しつ)に向かう。
◆外海(そとみ)歴史資料館に到着(1979年開館)、展示を見る。出津集落が世界遺産となり、リニューアルしたんでしょうね、充実した資料館です。沖合7kmにあった池島炭鉱のコーナーが興味深かった。以下、ウィキ。「さらに1998年の電力自由化によって池島の石炭は安価な海外炭に押されるようになり、2001年11月に閉山。当時約2,500人いた従業員はすべて解雇された」。良質の石炭で、こないだまで操業していた!、のだ。
◆そのあと、歩いて、教会、救助院などを見る。ドロ神父記念館(もとは旧救助院のひとつの建物)と救助院の公 開が別々になっているのは、理由があるんでしょうね。ドロ神父さんというのはエライ人ですね。漁村に赴任し、漁で夫を失った未亡人が多く、彼女らの生計のためにマカロニ製造その他、現金収入をもたらす事業をやったとのこと、それで救助院。「教育が人を作る」。
◆1883年にできたという救助院はよかった。富岡製糸場は1872年、より古いし、官営で大規模だし、むろんよく残ってきたものだ。だが一方、官の造ったものとは別に、ドロ神父のもつ技術と地元の協力で作られた、いまに残る工場跡もある!ことに、感動した。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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