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人を幸せにする人になろう

2018年3月13日、網野銚子山

◆整備基本計画を3月中にまとめる。およその基本方針は出たというところ。1月末の会議は雪で現地を見ることができなかったが、昨日は天気も良く、上段・中段の基底部を見ることができた。木も間伐され墳丘の形状がよく見え、中段テラスのスロープの構造も把握できた。来年度、後円部中段テラスのドン付き、そこから前方部テラスへの下りスロープの始まり部が、ここを掘れば出るという感触をえることができた。
◆その前に、現在の材料で、可能な限り正確な墳丘復元案を固めなければなりません。ここまできたら、京丹後市の担当者と協議しながら、まとめてやろうと・・・。
◆カメラをもって出ておらず、写真が撮れなかった・・・。
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2018西都原

◆資料を家に置いてきてしまった。ひとつは5世紀前葉の小方墳で、昨年来の続き。説明しがたい が、壊されているのでは、という実に興味深い見方がなされている。葺石を一部壊し、埴輪を砕き、と。埋葬後の政治状況の変化で、そういうことが行われることも考えられる話です。オケ・ヲケが雄略墓を壊した話とか・・・。
◆もうひとつは横穴。これは来年度に本格的な確認調査に進む。
◆最後はメサホと171方墳との取りつき部の調査。昨年の成果とともに、およそどうなっていたかが判明。あとは構造的にどう復元するかです。
◆現在の展示。大分県の資料が集められており、免ヶ平古墳の出土遺物を見ることができました。

久津川車塚サウンディング

◆久津川の陸橋部はじめ、埋没している前方部裾、周濠内斜面など、およその位置を把握するため の、スウェーデン式サウンディングを考えている。
◆13:00から、雑用をあれこれ片づけて早や19:30。

上益城町御船町の小坂大塚古墳で陸橋見つかる

◆K大のSさんから現地説明会資料を送っていただきました。 陸橋は続々と増えるんでしょうね。久津川では、5世紀の後円部陸橋のスタンダードを解明しましょう。

五色塚

◆2006年に報告書が出たんですね。10年以上が経つ。自分の本としてもっていなかったので古書を 買った。10年をかけて掘って、埴輪列の記述を除く、墳丘等の事実記載は17頁。自戒を込めて、無理な発掘はすべきではありませんね。
◆むろん、そうならざるをえないことを承知で、出土遺物の整理を進め、報告書が刊行されたことについて、関係者に敬意を表します。

久津川車塚の図面再

◆赤が史跡の柵。過去の史跡地外の調査区を、当時の図面からできるだけ正確に落とし込むという 作業が必要。集成図が作られていて、この図にもそれを背景に入れている。が、寸法がちょっとちゃう。その集成図の座標にあわせて置いてはいるのだが、境界部を見ると、ちゃんとあわないわけです。周濠、周堤などの寸法を正確に出そうとすると、1/2500の都市計画図でなく、いまの測量レベルで周囲の街路をなんとか入れ・・・、と(できるのはそこまでか)。たぶん市役所の税務に行けば、地籍の正確な境界図があると思うんですが。そうして、過去の調査区を落とし込み、堤などの位置を決めていかなければならない。

西陵2018年3月の陣

◆4月に何回か出撃するかな。ほんとは、墳丘を早いうちに終えてしまい、秋冬にちょっと草刈りを 入れた上で外回りに入りたいところ。
◆しばらくは西陵のことは考えない。

2018年3月12日、後期入試

◆試験監督業務、終わり。春休みである。FM城の仕事を。とはいえ、この間の後始末から始めよう。

ああ測量は楽し

◆古墳の測量はあきることがありません。学生・院生らも楽しそうでした 。院生3人が班長となって、みなTCをセットする(自分がセットしたのは今日が初めて)。院生は最初のセッティングをして、基本的にターゲットをもって測点を動く。学部生がTCで読み、また図面を描く。トータルステーションを後生大事にしている大学は多いが、うちの場合はええオモチャ、レベル感覚で学部生に読ませてます。
◆上の写真は9日の夜。宮崎から帰ってきたところ。各班で図面を直したり、と。
◆次はオサル2人の戯れ、です。
◆最後に、記念写真です。
◆完了したわけではない。が、参加者の院生・学生が、みなここまでよく頑張ってくれました。古墳の測量は楽しい、ということを、思い出させてくれました。210mの前方後円墳を測量する 経験はそうそうない。まあ、別にそれを押しつけるわけではないが、みな、できあがってくる図面に、同じような気持ちになったのでは。また、それだけの経験をし、技量を身に着けてくれたと思う。古墳がでかくとも、やろうと思えばできる。金取ってきて、アジア航測に依頼し、空中レーザーで図面を作る、行政的にはそうかもしれない。が、今城塚古墳を高槻市教育委員会が職員の手で測り直したのと同じこと。他者に委ねるのか、そこは譲れないと自分で測るか、です。200mだって、やろうと思えばできるわけです。

西陵2018年3月10日

◆最終日!。後円部(大澤・吉村・中谷)、くびれ部(道上・合田・春のパン祭り)、前方部(時 分・松井・上野)。いや~、後円部頑張りましたね。くびれ部も造り出しを制覇。前方部も頑張りましたよ。
◆17:40終了。院生・学生を宿舎に運び、そのあと現場に戻り、道上・大澤で機材を積み込み、宿舎へ。支払いを済ませ、大澤を載せて大学へ。18:30くらい。阿部、大学で待機し、機材の搬入、レンタル機材の箱詰めと搬出。これが20:00前くらい。自宅に戻る。ほっこり。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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