人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
そういうわけで
◆24日は、カカトの骨折後はじめて電車に乗りました。呑み会があるんちゃうかな~、と思ったので。高の原からはバス。松葉杖も先週くらいから、使わずにすむようになってきた。
◆で懇親会。楽しい。あんまり外向的でないもんで、ようしゃべりに行くことはできないが、そう多くはないが、学生や発表者とも話をすることができた。お開き後、いつもの?気の合う何人かと高の原の飲み屋で続き。帰り、八木で乗り換え、なにも見ずに快速急行に乗ってしまい、猛スピードで河内を抜けていき、鶴橋に着いた。引き返して家に着いたのはほぼ0時だった。
◆大事なことを書き忘れました。わたしもすっかり中堅ではなくなり、後継世代に自分の経験を伝えていく側になったということと(むろんいままでもそうだったのですが)、そういう役割を意識して残り13年やっていかなくちゃいけないという自覚をもった1日にもなりました。
◆で懇親会。楽しい。あんまり外向的でないもんで、ようしゃべりに行くことはできないが、そう多くはないが、学生や発表者とも話をすることができた。お開き後、いつもの?気の合う何人かと高の原の飲み屋で続き。帰り、八木で乗り換え、なにも見ずに快速急行に乗ってしまい、猛スピードで河内を抜けていき、鶴橋に着いた。引き返して家に着いたのはほぼ0時だった。
◆大事なことを書き忘れました。わたしもすっかり中堅ではなくなり、後継世代に自分の経験を伝えていく側になったということと(むろんいままでもそうだったのですが)、そういう役割を意識して残り13年やっていかなくちゃいけないという自覚をもった1日にもなりました。
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雑感
◆いくつか感想を。遺跡でいえば、遺跡の価値判断の力が求められる。遺跡の保護を担当する職員は、開発が多かった時代は、せなあかん発掘ができる人材として採用してきた面がある。いまは違う。発掘に追われるのでなく、本来の保護行政をしっかりやりましょう、これが2000年以降くらい。
◆文化財の職員は、文化財の保護という公益性ゆえに置かれており、すなわち、自分の地域の遺跡や文化財がトータルにわかり、その価値がわかる専門として配置されているのである。とくに遺跡であれば、すべてが残せるわけでないなかで、これは大事やろという判断。史跡指定はもちろんのこと。開発対応の確認調査の局面でも、本調査段階でも、現場で遭遇し出てきた遺跡に対し、これはなんとか残す話をせなあかん(実際は難しいにせよ)、という意識が求められる。
◆大学時代に考古学をやって、いろんな時代の遺跡を知り、また現場に出て、むろん経験値は小さく不確かなものではあれ、それが基礎となる。むろん職についてからは、もっと現実的な話になり、現場と向き合い、いろんな人に教えてもらいながら、経験値を積み上げていくことになる。そしていろんな事案にも、遺跡や文化財は個々に違うが、だいたい対応できるようになっていく。
◆そうですね。そういう意味では、こうした説明会は、学生と実際に職にある者という対話だけにとどまらず、みんな成長途上にあるわけで、行政の若い人たち、われわれも含めて、学ぶ機会という面ももちうるように思う。
◆都道府県は、市町村に気持ちよく仕事をしてもらうために存在する。おそらく行政ではそういうことが言われていると思うが、今回の説明会でも、明確に言ってもらった方がよかったと思う。
◆それと、市町村が主体という意味は、日本のこれからの国と県と市の関係のあり方というか、自治の意識というか、自分たちの地域のことは自分たちがやるということ(むろん県や国も助けてくれるし、補助金ももらって使えばいいのであって、勝手にやるという意味ではない)。自分たちが、自分たちの地域に住む人たちに対し、文化財保護という仕事をし、文化財の価値を顕在化させ、いまのくらしに活かしていく、ということをやるという意味である。
◆博物館の授業で、こういうことをいつもしゃべっている。で、同じ博物館の授業のなかで、限られた予算と人員で、博物館の仕事をぜんぶやるんじゃなく(できない)、市民学芸員とかクラブ活動とか、一緒にやっていく、人的パワーの基盤を拡大していく、といったことをしゃべる。文化財行政も同じだろう。いま文化財に限らず、いずこも自分たちのまちを見直し元気にしていきたいという人たちが多く活動している。いろんな形で裾野を広げられるはずだ。
◆地域を元気にしていくというのは、むろん行政の課題でもある。それぞれの地域で、長く人々が住んできた、そこに残された遺跡があり、建物があり、形成され継承してきた祭礼もあるし、トータルで歴史がある。それが固有のホンモノの歴史であり、価値があるんだ、ということだ。人が押し寄せる大観光地をめざすのではない。そういう文化や文化財を大事にするまちづくりが、それぞれの市町村でめざされている、またそうなってほしいと願う。
◆そういう意識を共有する層を広げ、ちゃんと説明看板を立て、博物館・資料館では春・秋にいままで知られていなかったようなものを伝える企画展をし、またそれにより常設展を充実させる、そういう町にしていく役割を、文化財職員は担っているのである。そこここに、いろんな歴史遺産がある、そういうものをたいがい知っている専門的職員で、その価値を掘り起こし伝えるのが市町村の文化財職員だと思う。
◆文化財の職員は、文化財の保護という公益性ゆえに置かれており、すなわち、自分の地域の遺跡や文化財がトータルにわかり、その価値がわかる専門として配置されているのである。とくに遺跡であれば、すべてが残せるわけでないなかで、これは大事やろという判断。史跡指定はもちろんのこと。開発対応の確認調査の局面でも、本調査段階でも、現場で遭遇し出てきた遺跡に対し、これはなんとか残す話をせなあかん(実際は難しいにせよ)、という意識が求められる。
◆大学時代に考古学をやって、いろんな時代の遺跡を知り、また現場に出て、むろん経験値は小さく不確かなものではあれ、それが基礎となる。むろん職についてからは、もっと現実的な話になり、現場と向き合い、いろんな人に教えてもらいながら、経験値を積み上げていくことになる。そしていろんな事案にも、遺跡や文化財は個々に違うが、だいたい対応できるようになっていく。
◆そうですね。そういう意味では、こうした説明会は、学生と実際に職にある者という対話だけにとどまらず、みんな成長途上にあるわけで、行政の若い人たち、われわれも含めて、学ぶ機会という面ももちうるように思う。
◆都道府県は、市町村に気持ちよく仕事をしてもらうために存在する。おそらく行政ではそういうことが言われていると思うが、今回の説明会でも、明確に言ってもらった方がよかったと思う。
◆それと、市町村が主体という意味は、日本のこれからの国と県と市の関係のあり方というか、自治の意識というか、自分たちの地域のことは自分たちがやるということ(むろん県や国も助けてくれるし、補助金ももらって使えばいいのであって、勝手にやるという意味ではない)。自分たちが、自分たちの地域に住む人たちに対し、文化財保護という仕事をし、文化財の価値を顕在化させ、いまのくらしに活かしていく、ということをやるという意味である。
◆博物館の授業で、こういうことをいつもしゃべっている。で、同じ博物館の授業のなかで、限られた予算と人員で、博物館の仕事をぜんぶやるんじゃなく(できない)、市民学芸員とかクラブ活動とか、一緒にやっていく、人的パワーの基盤を拡大していく、といったことをしゃべる。文化財行政も同じだろう。いま文化財に限らず、いずこも自分たちのまちを見直し元気にしていきたいという人たちが多く活動している。いろんな形で裾野を広げられるはずだ。
◆地域を元気にしていくというのは、むろん行政の課題でもある。それぞれの地域で、長く人々が住んできた、そこに残された遺跡があり、建物があり、形成され継承してきた祭礼もあるし、トータルで歴史がある。それが固有のホンモノの歴史であり、価値があるんだ、ということだ。人が押し寄せる大観光地をめざすのではない。そういう文化や文化財を大事にするまちづくりが、それぞれの市町村でめざされている、またそうなってほしいと願う。
◆そういう意識を共有する層を広げ、ちゃんと説明看板を立て、博物館・資料館では春・秋にいままで知られていなかったようなものを伝える企画展をし、またそれにより常設展を充実させる、そういう町にしていく役割を、文化財職員は担っているのである。そこここに、いろんな歴史遺産がある、そういうものをたいがい知っている専門的職員で、その価値を掘り起こし伝えるのが市町村の文化財職員だと思う。
埋文行政説明会@奈良大
◆1月24日午後、奈良大学を会場とし、文化庁の学生・院生を対象とする文化財行政説明会があっ
た。われわれの頃は行政の現場で、職員さんの仕事ぶり、また話をするなかで、考古学をやって、こういう職があることそのものを知り、そういう人たちが身近なモデルとしてあり、それをめざすような循環があった。いま大学生は出席がうるさくなるというだけでなく、学期は学期で授業にということになり、行政の現場も雇用の問題等で、週2日とかといった形で学生に応援をお願いすることも難しくなっている。未来の文化財行政を担う学生・院生と、行政の仕事の間に、かつてのインターンシップ的なあり方がなくなっており、それをつなぐためにこうした説明会が開催されたもの(坂井さんの趣旨説明)。
◆250名の参加という盛況ぶりで、ねらいは大成功だったといえるだろう。4人の先輩の話もとてもよかったし、多くの学生・院生が参加してくれた。考古学とか文化財の仕事にかかわる者は、後継世代を育て仲間を増やし、これからますます重要性を増す行政部門として、これまでの蓄積の上に、安定的にそれが継承されていくよう、力をあわせてやっていくことはとても重要だ。将来を見据えて、一緒に仕事をしていこうという、なにか結団式のような様相も感じられ、とてもよかったと思う。
◆文化庁担当者は大変だろうが、東日本と西日本で年2回、こういう機会があっていいのではないか。県・市の担当者のそれぞれの仕事を、われわれも知りたい。
◆250名の参加という盛況ぶりで、ねらいは大成功だったといえるだろう。4人の先輩の話もとてもよかったし、多くの学生・院生が参加してくれた。考古学とか文化財の仕事にかかわる者は、後継世代を育て仲間を増やし、これからますます重要性を増す行政部門として、これまでの蓄積の上に、安定的にそれが継承されていくよう、力をあわせてやっていくことはとても重要だ。将来を見据えて、一緒に仕事をしていこうという、なにか結団式のような様相も感じられ、とてもよかったと思う。
◆文化庁担当者は大変だろうが、東日本と西日本で年2回、こういう機会があっていいのではないか。県・市の担当者のそれぞれの仕事を、われわれも知りたい。
市大と府大の対等統合
◆以下は、うちのHPに出た学長メッセージです。
大阪府立大学との統合による新大学実現に向けた中期目標変更に係る議案が昨年12月22日に大阪府議会で可決され、本年1月15日に大阪市会でも可決され ました。これにより、新大学設立の方向性が明確になり、今後、その大学がより確実に発展していくための仕組みや環境について議論が進められていくこととなります。
また、あわせて、昨年2月に大阪府立大学とともに策定いたしました「新・公立大学」大阪モデル(基本構想)を踏まえ、今後、大阪の発展を牽引する「知の拠点」をめざし、魅力ある新大学の実現に向けてさらに議論を深めていきます。
大阪府立大学との統合による新大学実現に向けた中期目標変更に係る議案が昨年12月22日に大阪府議会で可決され、本年1月15日に大阪市会でも可決され ました。これにより、新大学設立の方向性が明確になり、今後、その大学がより確実に発展していくための仕組みや環境について議論が進められていくこととなります。
また、あわせて、昨年2月に大阪府立大学とともに策定いたしました「新・公立大学」大阪モデル(基本構想)を踏まえ、今後、大阪の発展を牽引する「知の拠点」をめざし、魅力ある新大学の実現に向けてさらに議論を深めていきます。
クントゥルワシ通信
◆クントゥルワシ遺跡と、南部との中間地帯の山岳部、4000mあたりに大きい遺跡があり、神殿とか土器とか石彫とか、クントゥルワシとよく似ているといわれるものがあるらしい。そこにも是非行きたいと。
◆先の話もすこしした。あと1年半ペルーにいるわけだが、その先のことである。いまここでやるべき遺跡・博物館の仕事を重ね、経験を積み、それを活かせるような文化財の普及の仕事にかかわっていきたいというもの。けっこう具体性があり、意見は一致し、そりゃいいことだ、と。可能性はあるとみた。いまクントゥルワシでやれることを広げていく経験は絶対に効いてくると思う。是非、強く望み、それにむかって努力すれば、道は開けると思う。
◆先の話もすこしした。あと1年半ペルーにいるわけだが、その先のことである。いまここでやるべき遺跡・博物館の仕事を重ね、経験を積み、それを活かせるような文化財の普及の仕事にかかわっていきたいというもの。けっこう具体性があり、意見は一致し、そりゃいいことだ、と。可能性はあるとみた。いまクントゥルワシでやれることを広げていく経験は絶対に効いてくると思う。是非、強く望み、それにむかって努力すれば、道は開けると思う。
クントゥルワシ通信
◆前回の電話で、食事の話をしたが、基本は米だという。そりゃタンボがあるやろ、という。今回、海岸へ出かけていくと、川沿いの谷平野に水田が広がっているのを見たと。いま雨期に入り、稲の作付けをやり始めたところだとか。
◆スペインによる文化の破壊の話が出た。ラスカサスだったか、の本を紹介する。ペルーは先住民が47%、混血38%、白人12%という。電話中にネットで調べていた。そういう概要も勉強しといてくださいね。先住民47%となると、電話でしゃべっていた時には、ケチュア語をしゃべっている人は多くないみたいなことを言っていたが、そうではないだろう。都市部はともかく、広大な山岳地帯にいくらでも先住民の村や町はあり、日常はスペイン語でない人々が半分はいるのだろう。が、彼らもスペイン語は学ぶと。あまり文化的衝突とか、差別とか貧困とか、民族対立はないということのよう。そうあってほしいもの。
◆今日は60人の学童に対応し、なんとかてんでばらばらにならないよう、やったと。現地でのことだろう。スペイン語で、なんとか伝わったのではないかと。あんまり多くを説明せず、これだけは知ってということを絞ってやったと。それで、将来、こんな遺跡もあったな、見に行ったな、というのが残ってくれればいいと。いや~、やってますね。半年経って、最初は何ができるんだろうと思ったが、こういうことはできるという自信がついてきたみたい。地元の学校から始めるというのは、とてもいいことだし、近傍のところで学校の先生とコンタクトを取り、遺跡見学を組み込んでいってもらうことを拡大していきたいと。うんうん、いいことですね。興味を引いた子が、反応し質問してきてくれてうれしいと。そういうやりとりをしていると、まわりの子も耳を傾け、わたしもわたしも、となってくれるのではないか。また、こういう行事を通して、遺跡ボランティアの地元の人とも関係を深めてくれているようです。
◆ボランティアさんの話は前にも聞いた。いろんな人がいるんだろう。定例的な会合もあり、イベント等の時などに一緒になると。自分たちの遺跡や博物館において、ある役割を担うが、展示とか専門的なことは仕事でない、みたいな意識もあるという。そこに、博物館に日本からやってきたマスミさんが入ると。今日はということだったか、サンパブロの学童相手のイベントで、いつもあれやこれややってくれるわけでないが、今日はとても協力的だった、と。協力隊員として落下傘部隊として日本からやってきたわけで、地元のボランティアの人たちと仲良くしていくのは重要。そのへんは人間的にぜんぜん問題なく、仲間として一緒にやっていく関係を作ってください。
◆スペインによる文化の破壊の話が出た。ラスカサスだったか、の本を紹介する。ペルーは先住民が47%、混血38%、白人12%という。電話中にネットで調べていた。そういう概要も勉強しといてくださいね。先住民47%となると、電話でしゃべっていた時には、ケチュア語をしゃべっている人は多くないみたいなことを言っていたが、そうではないだろう。都市部はともかく、広大な山岳地帯にいくらでも先住民の村や町はあり、日常はスペイン語でない人々が半分はいるのだろう。が、彼らもスペイン語は学ぶと。あまり文化的衝突とか、差別とか貧困とか、民族対立はないということのよう。そうあってほしいもの。
◆今日は60人の学童に対応し、なんとかてんでばらばらにならないよう、やったと。現地でのことだろう。スペイン語で、なんとか伝わったのではないかと。あんまり多くを説明せず、これだけは知ってということを絞ってやったと。それで、将来、こんな遺跡もあったな、見に行ったな、というのが残ってくれればいいと。いや~、やってますね。半年経って、最初は何ができるんだろうと思ったが、こういうことはできるという自信がついてきたみたい。地元の学校から始めるというのは、とてもいいことだし、近傍のところで学校の先生とコンタクトを取り、遺跡見学を組み込んでいってもらうことを拡大していきたいと。うんうん、いいことですね。興味を引いた子が、反応し質問してきてくれてうれしいと。そういうやりとりをしていると、まわりの子も耳を傾け、わたしもわたしも、となってくれるのではないか。また、こういう行事を通して、遺跡ボランティアの地元の人とも関係を深めてくれているようです。
◆ボランティアさんの話は前にも聞いた。いろんな人がいるんだろう。定例的な会合もあり、イベント等の時などに一緒になると。自分たちの遺跡や博物館において、ある役割を担うが、展示とか専門的なことは仕事でない、みたいな意識もあるという。そこに、博物館に日本からやってきたマスミさんが入ると。今日はということだったか、サンパブロの学童相手のイベントで、いつもあれやこれややってくれるわけでないが、今日はとても協力的だった、と。協力隊員として落下傘部隊として日本からやってきたわけで、地元のボランティアの人たちと仲良くしていくのは重要。そのへんは人間的にぜんぜん問題なく、仲間として一緒にやっていく関係を作ってください。
クントゥルワシ通信
◆メールを何度かもらい、画像も送ってもらいながら、ぜんぜん紹介できずにいる。ごめんなさい。昨年には、電話もかかってきて、いろいろやっていることを聞いた。すべて新鮮で面白いが、電話をしながらメモしていたものも、どこに行ったのやら。遺跡を訪ねてくる学校の子どもたちとの対応の話を聞いた。が、海岸部の学校からそこそこ来てくれるのに対し、案外、近場のところから来てくれていないんだとか。そういうところにも広げていきたい、といった話をした記憶がある。
◆で、今日また電話をくれた。なんでもサンパブロの小学生+中学生60人に、午前中授業をし、午後、遺跡に連れて行くのをやったところで、電話してくれた。いろいろ話を聞かせてもらった概要でも、その都度、書いていかないと、せっかくなのに、こっちも忘却する。
◆クントゥルワシはペルーでも北部だが、こないだ、その西方の海岸部に行ったそうだ。トウヒーヨとかいうペルー3番目の都市らしい。景観がぜんぜん違いますと。海の幸もおいしいと。海岸線とはいえ砂漠地帯で、アンデスから西流する河川沿いに緑地があり、下流部に都市がある。遺跡もあるが、スペインが徹底的に破壊したらしい。生業ともからんで、昔の海岸部の遺跡と山岳地帯の遺跡との関係にも興味がある。海岸べりの文化が山に入ると考えられているらしいが、クントゥルワシでもマチュピチュでも、神殿みたいなのは山にあるような印象を受ける。水田稲作の日本では、そりゃ平野部でしょと思ってしまうが、そうではないのだろう。一方で、下流部の遺跡は、破壊と、その後の都市化のなかで、やはり遺跡が山のようにはわかっていないという面がおそらくあり、そういうのが判明してくると、理解が変わるのかもしれない。
◆で、今日また電話をくれた。なんでもサンパブロの小学生+中学生60人に、午前中授業をし、午後、遺跡に連れて行くのをやったところで、電話してくれた。いろいろ話を聞かせてもらった概要でも、その都度、書いていかないと、せっかくなのに、こっちも忘却する。
◆クントゥルワシはペルーでも北部だが、こないだ、その西方の海岸部に行ったそうだ。トウヒーヨとかいうペルー3番目の都市らしい。景観がぜんぜん違いますと。海の幸もおいしいと。海岸線とはいえ砂漠地帯で、アンデスから西流する河川沿いに緑地があり、下流部に都市がある。遺跡もあるが、スペインが徹底的に破壊したらしい。生業ともからんで、昔の海岸部の遺跡と山岳地帯の遺跡との関係にも興味がある。海岸べりの文化が山に入ると考えられているらしいが、クントゥルワシでもマチュピチュでも、神殿みたいなのは山にあるような印象を受ける。水田稲作の日本では、そりゃ平野部でしょと思ってしまうが、そうではないのだろう。一方で、下流部の遺跡は、破壊と、その後の都市化のなかで、やはり遺跡が山のようにはわかっていないという面がおそらくあり、そういうのが判明してくると、理解が変わるのかもしれない。
海外からの観光客増
◆ありがたいことであるが、アンケートを取ったり、冷静に分析し、円安だからでなく、「よさ」
を確認し、過剰な期待をするのでなく、環境整備などを持続的にやっていきたいものですね。年末に〈あさが来た〉の前半総集編をず~と見てました。おもろい。続けて見たいけど、家のテレビは故障したままで見てませんけど、五代が死んで、大阪の証券取引所?前の五代像を訪れたり、企業家ミュージアムの来館者が増えたといった記事もあった。五代はもちろん埋もれた存在でなく、知ってる人は知って入るんですけど、そうメジャーではなかった。日本各地の「よさ」も、なんとなく同じようなものに感じる。そこここにある「よさ」の価値を、あんまり認識していない。自分のところには何もない、なんてことはないので、実はそこここにあるものを見つけ、見直していく、そういうものを大事にしていこう、そういうのと五代という存在が表になることと、通じるものがあるように思った、という次第。五代を知らしめたのはテレビであり、その影響力は圧倒的であるが、われわれがやっている文化とか文化財の仕事は、そんな一気にとはいかないが、こういうものがあるんですよ、と光をあて、環境整備をし、そういうものをあちこちに増やしていく。観光客を期待する前に、まずは住んでいる人たちのまわりに、そんなもんがあるんかと知ってもらう、そういう地道な仕事ですよね。そういうファクターが、これからもこの町に住み続けようということも含めた市民の意識や、落ち着きのある文化的な町づくりの上で、とても重要なんだ、ということが、いずこの地方公共団体でも理解されるようになってほしいものである。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。