人を幸せにする人になろう

クントゥルワシ通信

◆前回の電話で、食事の話をしたが、基本は米だという。そりゃタンボがあるやろ、という。今回、海岸へ出かけていくと、川沿いの谷平野に水田が広がっているのを見たと。いま雨期に入り、稲の作付けをやり始めたところだとか。
◆スペインによる文化の破壊の話が出た。ラスカサスだったか、の本を紹介する。ペルーは先住民が47%、混血38%、白人12%という。電話中にネットで調べていた。そういう概要も勉強しといてくださいね。先住民47%となると、電話でしゃべっていた時には、ケチュア語をしゃべっている人は多くないみたいなことを言っていたが、そうではないだろう。都市部はともかく、広大な山岳地帯にいくらでも先住民の村や町はあり、日常はスペイン語でない人々が半分はいるのだろう。が、彼らもスペイン語は学ぶと。あまり文化的衝突とか、差別とか貧困とか、民族対立はないということのよう。そうあってほしいもの。
◆今日は60人の学童に対応し、なんとかてんでばらばらにならないよう、やったと。現地でのことだろう。スペイン語で、なんとか伝わったのではないかと。あんまり多くを説明せず、これだけは知ってということを絞ってやったと。それで、将来、こんな遺跡もあったな、見に行ったな、というのが残ってくれればいいと。いや~、やってますね。半年経って、最初は何ができるんだろうと思ったが、こういうことはできるという自信がついてきたみたい。地元の学校から始めるというのは、とてもいいことだし、近傍のところで学校の先生とコンタクトを取り、遺跡見学を組み込んでいってもらうことを拡大していきたいと。うんうん、いいことですね。興味を引いた子が、反応し質問してきてくれてうれしいと。そういうやりとりをしていると、まわりの子も耳を傾け、わたしもわたしも、となってくれるのではないか。また、こういう行事を通して、遺跡ボランティアの地元の人とも関係を深めてくれているようです。
◆ボランティアさんの話は前にも聞いた。いろんな人がいるんだろう。定例的な会合もあり、イベント等の時などに一緒になると。自分たちの遺跡や博物館において、ある役割を担うが、展示とか専門的なことは仕事でない、みたいな意識もあるという。そこに、博物館に日本からやってきたマスミさんが入ると。今日はということだったか、サンパブロの学童相手のイベントで、いつもあれやこれややってくれるわけでないが、今日はとても協力的だった、と。協力隊員として落下傘部隊として日本からやってきたわけで、地元のボランティアの人たちと仲良くしていくのは重要。そのへんは人間的にぜんぜん問題なく、仲間として一緒にやっていく関係を作ってください。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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