人を幸せにする人になろう

埋文行政説明会@奈良大

◆1月24日午後、奈良大学を会場とし、文化庁の学生・院生を対象とする文化財行政説明会があっ た。われわれの頃は行政の現場で、職員さんの仕事ぶり、また話をするなかで、考古学をやって、こういう職があることそのものを知り、そういう人たちが身近なモデルとしてあり、それをめざすような循環があった。いま大学生は出席がうるさくなるというだけでなく、学期は学期で授業にということになり、行政の現場も雇用の問題等で、週2日とかといった形で学生に応援をお願いすることも難しくなっている。未来の文化財行政を担う学生・院生と、行政の仕事の間に、かつてのインターンシップ的なあり方がなくなっており、それをつなぐためにこうした説明会が開催されたもの(坂井さんの趣旨説明)。
◆250名の参加という盛況ぶりで、ねらいは大成功だったといえるだろう。4人の先輩の話もとてもよかったし、多くの学生・院生が参加してくれた。考古学とか文化財の仕事にかかわる者は、後継世代を育て仲間を増やし、これからますます重要性を増す行政部門として、これまでの蓄積の上に、安定的にそれが継承されていくよう、力をあわせてやっていくことはとても重要だ。将来を見据えて、一緒に仕事をしていこうという、なにか結団式のような様相も感じられ、とてもよかったと思う。
◆文化庁担当者は大変だろうが、東日本と西日本で年2回、こういう機会があっていいのではないか。県・市の担当者のそれぞれの仕事を、われわれも知りたい。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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