人を幸せにする人になろう

研究室旅行、伊賀伊勢

◆11月29日と30日。8:00天王寺、総勢40名ほど。西名阪経由で、伊賀上野には1時間くらいで到着。雨・・・。松尾芭蕉 の門人の庵のうち、唯一残っている蓑虫庵。寺町を歩き芭蕉の生家。そっから城跡公園の松尾芭蕉記念館。国文の研究室旅行みたい。そこで昼をはさんで自由行動、城跡、町並み、人それぞれ。オレは単独で町歩き、本町通り、中の町通り、二の筋町、三の筋町など、そして散髪屋に入って髪を切る。
◆上野市駅に集合し、伊勢に向かい、外宮門前へ。新たにできた「せんぐう館」。まあ、新調される祭祀具というのかそういうものの展示は面白いのではあるが、基調はね~、とやあしは らの瑞穂の国、その安寧を祈る神宮、そういう刷り込みの施設とも言える。
◆外宮の駅前の宿。宴会。2:30までつきあうが、限界。
◆翌日は、外宮と内宮+朝熊山。参拝などしたくないので、1人、外宮前で分かれ、内宮へと歩いていく。途中、倭姫社への地元諸地域による「お白石」献納の行列にでくわす。
◆内宮で合流するが、そこからおかげ横町など、参道の茶店を3軒はしごして、河内の条里について検討する時間にあてる。なんで1700歩かを考え続け、答が出たと思ったのだが・・・。まだすっきりし ないが、すっきり説明できるようになれば、また書きます。
◆19:00くらいに天王寺に戻ったのかな。帰ったら20:00、カンベエを見て、講座の準備をと思うが、バタンQ。

まあなんとか理系の展示スタート

◆12月2日。今朝7:40に出勤し、パネルの残りの調整。2限の授業に行き、3限の考古学実習は、土器の実測中 だが「やっといて」と展示準備。理学部生等も少しずつ集まり、できるところのパネル作りを進め、5限となる。パネル製作の2名を残し、設営する学情(図書館)へ。事務室へ行き、パネルボードを倉庫から引き出す。実物化石の提供をいただく大阪市立自然史博の学芸員の方にも来ていただく。
◆そこからである。彼らは、昨日、ようやく展示レイアウトを考えたようで、ボードと展示ケースの配列案をもっているが、そこは絵に描いた餅。現場のスペースを考えながら、現場あわせで、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの各コーナーのボード数を勘案し、展示ケースの置き場を確定させ、展示組みとパネル貼り組に分かれて作業開始。製作中の追加パネルも来て、今日のところの設営を完了して引き上げてきました。現在18:30。
◆全体として、思ったよりもスッキリと収まったように思う。学情の担当の方には、いつも借用するボードの数が決まらず迷惑をかけているが、今日もいろいろとご配慮いただいた。こうした協力の上に成り立っている。大学広報室の方も来て、設営の取材をしていった。ま、ホッと一息である。明日、2限に未完成部分の手直し予定。それで現場はすべて終えたい。

厳しいのは厳しいが楽観的に行こう

◆12月27日の木曜日、10時から考古の研究会、昼をはさんで14時頃までだったか、もっと早く終わったか。14:40から4限の授業、これが延長して16:40まで。それから職員課に呼び出され、そのあと修論の相談を少し。18時から臨時教授会、そのあと明日の埴輪整理の打ち合わせ、これで19時。
◆合間合間で、条里制の原稿を縮める作業をやり、22時前に終える。朝、10時までの間で、実習展のパネルの原稿に目を通し、履修生に考えて欲しいことを投げる。22時に大学を出る前、メールを見ると、実習展履修者からの追加原稿やらのメールが山ほど・・・。帰宅し、カミさんと飯を食いに出かけ、戻ってきて新聞を読み終わると0時。風呂に入り、いま0:40。さて実習展の原稿を読むか・・・。明日も朝から面接があり、午後はパネル作りにあてている。月曜日の講座の資料はまったく手つかず、18:30からではあるが、行って「ごめんなさい、できません」とでも言おうか。まあ、そんなことはしませんが、最悪、資料もなく、1時間半しゃべるということもアリかもしれません。
◆こんな調子ではあれ、なんとかなるもんです。

市大の樹木展

◆12月2日スタートだが、パネルは1枚もできておらず、模型は製作中。いつものようにスクランブ ル体制ではあるが、土日は研究室旅行(三重)、前日の1日(月)は市大と市博連携の連続講演会が待っており、これは痛い・・・。
◆チラシを作りました。あっ、場所を書いてない。
【追記】さてと、条里制研究の最終仕上げ・・・、これも終わらんね~。

難波宮聖武朝大極殿発見まで

◆前から作りかけていた図があり、ちょうど博物館実習展で山根徳太郎展が企画されているので、 大極殿発見までの場所を落とす。ベースマップとして、これが古い時期を考えるにはいちばんいいのだがそれでも中央大通りは既にあり、もとあった被服敞など、けっこう図示してくれている図ではあるのだが、遺構図優先で消しているものもあるのだと思う。発掘していた当時のまわりにあった建物の全体像ではないが、雰囲気はわかる。

多胡郡の図

◆こないだ群馬に行き、上野三碑の高崎市のパンフレットをいただきながめていると、これ郷領域 説に使えるではねーか、と。備前のものは文章化していたが、岡山県史にいい図がなかったのだが、まったく同じ事情の、旧郡を割いての新しい建郡の事例、しかも超有名。しかも、レキハクの研究会で、若狭さんの発表も聞いていた。多胡郡碑には残念ながら行けなかったが、山の上碑を見て、地理観もできたし。
◆で、このパンフレットの模式図を条里制研究の図にしようとしていた。が、単なる範囲を網で示した模式図では、気がおさまらず、これ地形図に落とさんとあかんやろと、数日前から作業をしていて、できた図がこれです。
◆ブログで遊んでしまいました。仕事に戻ろう。

ピースの集会に出向く

◆昨日の日曜日、仕事を1日やれば、けっこう進んだであろうが、和歌山のカミさんの実家に行くこ とにする。診療所をやっている90歳のカミさんの叔母とも偶然に会い、餅撒きにも参加し、夕刻近くになるが五條新町により、まあ何もせず日曜日を暮らす。橋下くん、出馬せずか・・・。
◆で本日の振り替え休日、朝から研究室に来て、ちょこっと条里制研究の仕事をして、書き直した原稿と挿図80%を編集に送る。あとは博物館実習展のパネルの仕事をやり、時間が来たので、エルおおさかで1330から開かれるピースの集会に出る。いや~、安川さんの福沢諭吉論、とても面白かった。かつ、なぜに、こんなやつの真逆の誤解が世に出回っているのか、不思議に思う。丸山眞男を含め、原典を読んでいないということか。
◆大学に戻り、植物学者三木茂の、実習生のパネル案に手を入れている。条里制研究の編集者から電話が入り、丁寧に原稿に目を通してもらっている様子に感激である。やっつけたいのはヤマヤマなれど、いまは三木茂・・・

あしたは入試業務

◆出勤し、一定時間は割かれるが、条里制研究もほぼ原稿を書き上げた99.9%。註も参考文献も完了。あと、2点だけある。ひとつは『歴史と地理』の古いやつ、うちの図書館歯抜けなんですよね。10月から国会図書館のアーカイブが見れるようになったことを知り、それで検索してみよう。それと、持統朝の30戸1里問題、これまったくふれていないのだが、ちょっとふれておきたいのである。
◆あとは図。だいたい元ファイルを用意した。明日、入試関係の拘束時間外でなんとかやっつけたい。明日のうちには博物館実習展の仕事にかかりたいのだが。

衆議院解散と教授会

◆衆議院解散。軽減税率は当たり前で争点にはならない。集団的自衛権であり、原発回帰であり、教育制度であり、円安政策であり、派遣法であり、法人税減税であり、沖縄基地である・・・。
◆本日の教授会で、自治決定権を奪われたなかで、次期研究科長についての意見表明という名の、意向投票による2~3名の推薦行為が行われた。権限のないところに、意見のぶつけあいなどの議論もなく、そうして決めていくというプロセスもなく、やることに決めたことをまっとうする責任感ややる気も生まれない。まあうちの文学部はそこまでひどくはむろんありません。
◆イメージしているのは小中高といった学校。職員会議は伝達のみ、そんなところに学校の問題をフランクに出し合い、どうすればいいのか智恵を出し合い、また改善にむけて職員が意識を共有し、それぞれの持ち場で努力しようという、情熱や活気はうまれないだろう。
◆今日の教授会では、ある問題をめぐって、長々と議論した。それはそれでよかった。まだ本音は十分出ていないが。オレは最後に、自分の意見はここでは言わないが、教員個々がいろんな考えをもっているので、意見聴取し集約することをしてくれとお願いした。いっぱい、言いたいことはあるが、今日の場ではやめておいた。何の問題か明示せず、なんのこっちゃ、でしょうが、まあいろんな意見をぶつけあうことは重要で、隔たりは大きいように感じたが、急がず、みなの本音を出し合うところが出発点でしょう。そうすることで、この問題、ある組織をめぐっての議論なのだが、どう変えていくのか、方向が見えてくるだろう。

教科書問題シンポジウム

お国のために死にますか?あぶない教科書はいらない!シンポジウム
■日時11月29日(土) 開会13:30(開場13:00 )
■場所 大阪市立中央会館 ホール(地下鉄堺筋線「長堀橋」⑥出口)
    http://www.osakacommunity.jp/chuo/
■第1部 パネルディスカッション
  パネラー
   ◇丁章さん(東大阪在住の在日詩人。「東大阪の公民教科書を読む会」共同主催者)
     ◇おかだだいさん(日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク)
     ◇遠地靖志さん(弁護士。「明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)」)
      ◇相可文代さん(子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会)
■第2部 各団体からのアピール
■資料代:一般1000円、学生500円 
■主催 「教科書シンポジウム」実行委員会 text2015@mail.goo.ne.jp
■集会への呼びかけ
 今年2014年には小学校教科書採択がおこなわれましたが、「つくる会」系教科書はないにもかかわらず、政府文科省の圧力によって「領土」問題をはじめとして内容が悪化しました。毎年採択の高校教科書は、実教出版日本史教科書を排除する動きが今年も各地でありました。
 過去の侵略戦争における加害の事実を否定し“日本人の誇り”を刷り込む歴史教育は、アジア諸国との対立を煽り、いじめ・ヘイトスピーチの温床をつくることにしかなりません。そのうえ個人の権利より国民の義務を優先すべきと教える公民教育によって、「お国のために命を捨てる覚悟」を植えつけられた若者たちが戦場へと送られてしまうのです。
 この大阪は維新系の首長が多く、しかも教育委員会制度が改悪されて首長が教育行政に介入する条件が整えられた中で、2015年は東大阪市のみでなく「つくる会」系教科書の採択が大幅に伸びることが予想されます。
 私たちは、「あぶない教科書はいらない!シンポジウム」を開催したいと思っています。そこには、これまで種々の運動を闘ってこられたみなさんに「平和・人権・共生の精神に反する教科書は許さない」という一点で教科書問題に結集していただき、各市町村教委に「つくる会」系教科書を選ばせない取り組みを進めたいと思います。またこの力が安倍政権による憲法改悪と戦争への本格参戦を阻止する大きな力にもつながると確信しています。是非、シンポジウムに参加していただきますよう、よろしくお願いします。
                            「教科書シンポジウム」実行委員会

プラグイン

カレンダー

05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
8 9 10 11 12 13 14
15 17 18 19 20 21
23 24 25 26 27 28
29 30

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索