人を幸せにする人になろう

ノブ、フリマやるってよ―尾張・美濃―(2)弥富市歴史民俗資料館

◆となりに弥富市の資料館があるので寄る。ここは金魚の名産地らしい。金魚の養魚場があり、その向こうに近鉄が走る、ここは大和郡山か、と奈良県人のM氏。資料館を入ったところには水槽がならべてある。
◆展示は、長島の一向一揆の話に始まる。それから輪中。河口部の堆積物により島々ができ、それを堤で取り囲む。それを繰り返してできあがっていくのだろう。一向一揆により壊滅的な打撃を受け、その復興が始まる。服部家というのが主導し、大庄屋で、いまも家屋が残り文化財指定されているようだ(行かなかったが)。近世は新田開発の時代。海側へと田地を拡大していく歴史。空中写真がパネルになっていたが、面白かった。輪中の堤がぐるりとめぐり、そこに家が建ち並ぶ。ほんとは、そこへ足を踏み入れればよいのですが・・・。
◆そして伊勢湾台風。惨憺たる被害。3.11の規模は確かに大きいが、伊勢湾台風の被害も甚大。そのなかで弥富の水没はすごい。自衛隊がドラム缶をつなげて道路を復旧したというのだったか、回復していく過程の新聞がたくさん展示されていた。赤い衝撃である。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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