人を幸せにする人になろう

大阪城天守閣

◆博物館実習Ⅰの見学実習で、今年は、天守閣(東洋陶磁に変更)、美術館、そしてピースにした。その1回目が天守閣c6d755ea.JPGで、そのため、天守閣に出かけて、ひととおり上から下まで見学した。ただし15時に入って2時間見てると閉館時間となり、3階の途中から駆け足になる。
◆今日の授業では、提出されたレポートにもとづくディスカッション。メールで送られてきた21人分のレポートを、体裁を整えたフォーマットで編集し、人数分コピーする。で、ディスカッション。なかなかタメになる。これも博学連携(大阪市の博物館施設と大阪市大の包括提携)のひとつにあり方になりうる。市大は金を払って教職員は6館常設は無料で入れるわけだが、そうした関係にとどまらず(むろん博物館の科目で大いにお世話になっている)、博物館を学生らが見学し、さまざまに論評を加えたものを整理し、相手方に手渡す、というのもいいことだ、と。昨年の歴博、自然史、住まいのミュージアムはそこまでできなかった。レポートをそのまま手渡してもいいのだが、そこは、本日のディスカッションもふまえ、一定の整理をしておいた方がいいと思う。そうすると、結局、こっちの仕事とf7c8f9bc.JPGなり、実現していない。レポートを再度書いてもらうとか、集約してもらうことも授業のなかでやってもいいのかもしれないが。
◆大阪城の石垣調査などで朝からいると、中国人の団体がドバーとやってきてはバスで帰って行く。今回、平日の午後後半ではあったが、それでも中国人と韓国人はきわめて多い。びっくりするくらい。むろん、天守閣の展示の魅力が引きつけるわけでなく、ありがたいことに大阪の観光地として大阪城に来てくれ(あとはどこがあるのか?)、そしたら必然的に天守閣に登るわけではある。それはそれでありがたい話で、入館者数はほっといても数が稼げるわけだ。むろんそういう性格なので、あくまで観光施設としての意味合いが主なのだが(失礼)、そこはしかし大阪や大阪城をアピールする絶好のチャンスでもある。理解しやすく工夫をし、観光に来たけど、なにやら面白く日本の歴史も知ることができたと思ってもらえる努力は必要だろう。修学旅行生などの団体がどばっとやってくるシーズンや時間帯など、どうしようもないところもあろうが、行った時はそうでもなく、みな展示物やパネル前の所要時間はさまざまながら、ひととおりのぞき込んでいる様子がうかがえた。観光施設として入ったとしても、せっかくやしということで、素通りして15分くらいで出るわけでなく、足を止めて見ようとしてくれている。そうした人々に対し、けっこう面白かった、と思ってもらえるパーセンテージを上げる工夫は、施設面の制約はあれ、できることはけっこうあるという学生の意見が大半を占めた。

プラグイン

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索