人を幸せにする人になろう

岡山で

◆考古学研究会の講演は、不満でした。やっぱり土器論。そこには人がいて集団がいて動いてい る。本格的な農耕社会への転換は、情報や知識ではなく、集団の移住により果たされる。八日市地方遺跡で成立する土器様式があるのだそうで、北陸とか岐阜北部の土器との関連を指摘しつつ、東海系の竪穴住居に墓という話が唐突に加わる。土器の正確な変化や、複数地域の土器様式が融合して新たな土器様式が生まれるとか、現象を正確に提示することは大事。が、「何のため」に土器をやっているのか。弥生時代のできごとを解明するためではないのだろうか。そうすると、具体的に、どこのどういう人たちがどう動いて、そこに他地域の集団も関与して、新たにこうなったということを浮き彫りにしてほしい。むろん、口頭発表とか論文化する際には、資料の制約をうける。しかし、そこをギリギリ詰め、その総合の上に「こうちゃうか」ともっていってほしい。そのへんN先生はさすがです。実証的なことをきっちりやって、最後の最後に「おお!」という結論が出てくる。
◆栄原先生「石橋を叩いて飛べ」という言葉を思い出します。
◆受付でもらった岡山のパンフを見て、1枚。行ってみたいですね。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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