人を幸せにする人になろう

2024年8月21日、久津川

◆20日(火曜日)。堤部分のトレンチの人力掘削も始まる。この日から、公大はE大学ミュージアムのY先生の集中講義なので、朝、頭の部分だけ顔を出し、現場に向かう。この日は、前方部側辺深掘りトレンチの掘削が始まる。GL、つまりは周濠埋没の高さが北側より低いので、予定の底面まで4m下ではなく3.5m程度だが、今年はこうした深掘りトレンチに学生を入れるのは危険なので、機械掘削でサッと出し、写真とメタシェイプで記録を取り、すぐに埋め戻してしまうことにしたもの。
◆写真は21日(水曜日)の写真。この日、Y先生と考古の院生・学生の呑み会としたので、15:30には現場を出て、4限終了の16:30には公大のいるように帰らせてもらう。
◆で、検出と記録は22日(木)にずれ込む。21日も泥だらけになって掘ったが、22日も思い切り発掘してました。学生が入るのは翌週なので、機械掘削に来てくれているのは、K君とI君など。まあ、細かく書くとまた怒られるので省略するが、生きている葺石を出し、ないところの地山斜面出し、濠底に礫敷のようにそこそこ密に出ていた石を始末し、なんとか掘り上げた、ぞ、と。これが15:15。この日も、集中講義のY先生と日本史教員との懇親会なので、15:30に現場を出る。無事、記録作成を完了したとのことです。めでたし。

2024年8月19日、久津川機械掘削始まる

◆前日に測量器材を積み込む。朝行って、測量しようとするとターゲットがない。あほ。2時間かけて取りに行き、戻り、昼となる。いちおう基準点測量は終わる。
◆前方部南東コーナー部の掘削から始める。想像以上に墳丘は削り込まれており、ゴミ捨て場状態であるが、旧耕土が出てきて、その下はすぐ地山となり、めでたくコーナーが入る。削られた分、肩部の位置がそれぞれ外側寄りとなるため、掘削範囲ぎりぎりに近いが、まあなんとか。

そのあと、がんこ六三園で

◆がんこ寿司和歌山六三園というところに行く。以下、ウィキ。

和歌山市堀止西の2,000坪という広大な敷地に、昭和3年頃に建築されたこの建物は、大正から昭和初期に株の相場師として活躍した松井伊助の別邸です。橋本の学文路出身の松井氏は「相場は世間の人さまに喜ばれながら儲けるもんや。嫌われて儲けたらあかん」と和歌山の米穀仲買問屋だった父に教えられ、13歳で大阪に奉公に出た後、相場師として巨万の富を築きました。米暴騰時には悪党に敢然と戦いを挑み、莫大な損失を抱えるも正義の味方として庶民から称賛を浴び後世に名を残した人物です。松井氏の63歳の祝いに完工したといわれる六三園は、戦後米軍に接収されマッカーサーが指揮をとる指令本部としても使用された時期もありました。その後、和歌山銀行のオーナーだった尾藤家の屋敷となり、一部で「六三園」という料亭が営まれていました。

◆で、その庭に大阪城石垣の天端の石らしきものがある。 刻印もあって、調べればどこの石かわかりそうに思う。そこの天端の石、欠落しているかな。

2024年8月12日(月・祝)長谷宮

◆和歌山県紀美野町に行く。義理の弟が来ており、カミサンの実家を売却する予定なのだが、その片付けの一環。刀があり、その登録証を探したり。そうこうするうちに、火縄銃2丁が出てきた。これ幕末の頃のものだろう。江戸時代から長谷宮にはいない。前に聞いた時には、天誅組の乱のあと、十津川から出てきたとか。銃身は錆でけっこうぼろぼろ。これは平成5年に登録されており、登録証が出てきた。時期から考え、家の前の国道の拡幅に際して、古い家を取り壊し新築した時期なので、岳父にとっても、思いもよらないものが出てきて、先祖のもので捨てられないと、登録したものだろう。
◆刀については、脇差については鑑定書が出てきたが、そこまで。あと土地・家屋関係の書類も出てきた。いろいろと岳母が苦労して土地の権利関係を整理した際の新しいものもある。明治期くらいの古いものがあり、捨てそうな勢いだったので、これについては預かることにして持って帰る。すぐに整理できるわけではないが、厚さ15センチくらい分、風呂敷に包む。

2024年8月11日

◆8月10日・11日とオープンキャンパスでした。午後の模擬授業30分が14:30に終わり、あと片付けは任せて加古川に向かう。高校の同窓会でした。
◆17時から?。駅前のプラザホテル。5年ほど前に一度やったのだとか。忘れていた。その日は何かにぶつかり行けなかった。45人学級の10クラスの450人のうち、幹事さんが連絡先を把握したのが約300名、そのうちの約半分が出席らしい。1年生のクラスでスタートし、2年生のクラス、3年生のクラスと、1時間ごとに席を移動する。450名ともなると小中とは異なり、わからない人も多い。1年生は永田先生、2年はナツミ先生、3年は原先生でした。最後は校歌。

2024年8月18日(日)課題を片付けよう

◆切り換えの下手な人間なので、だらだら研究室通い。盆休みでほとんど人のいない文学部棟。ある仕事をやるのに金曜日まで4日かかっていました。次はあれとあれ、と思いつつも、昨日17日の土曜日は、研究室にいたものの実りがなかった。
◆ほんとは金曜日から函館に行く予定だった。お盆に、娘のいる函館に、兄ともども押しかけようというものだった。が、16日に東海道新幹線が止まり、息子は昨日17日に羽田から飛行機の予定だったが、これもなくなり、すべてキャンセル。かわりに夜、ラインでの飲み会となる。
◆今日は課題をもって、1日、有意義に使いたいもの。

うれしいこと

◆昨日はショックなことがあり、落ち込んでいました。自分が悪いので、反省しなければなりません。いろんな人に迷惑をかけているのだろう。
◆で、今日は御所市さんから送っていただいた報告書を、やっとこさ開ける。どんどん使ってくださいと測量図(データ等1式)を提供したので、送ってくださった。詳細な測量図に、これまでの調査成果を加味して墳丘の復元がなされている。過去の調査などを厳密にこっちが配置していくことは難しいし、そういう作業をやってもらえて、とてもうれしいですね。こっちは、厳密ではないが、測量図から復元案を作っているので、比べてみました(青)。まあ、そう変わらないので安心しました。最新の図面からすると、復元に大きなブレがなくなることはよいことだ。
◆こちらも、御所市さんの復元の報告を読み込み、勉強させてもらおう。前方部の割り付けが少し違うところも、考えてみたい。
◆とにかくいまの現役世代のお役に立てたとすれば、うれしい限り。

デンケン50年

◆伝統的建造物群保存地区の選定が始まって50年になるのですね。チラシをいただきましたので、宣伝しておきます。

能力とは

◆能力主義への疑問。優越感を解脱できるか。謙虚でありたいものですね。

タワマン

◆神戸市長のいうことに共感する。 新築を建て続けるのをやめるべき。そして空き家を整理したら木を植えませんか。

プラグイン

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
6 7 8 9 10
12 14 15 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索