人を幸せにする人になろう

すこしこの3日で

◆土日は平穏なにもなし。金曜日を含め、ここで稼がんとあかん。だが、今日は徹底的に雑用を片づけよう。「雑用、時々、前方後円墳」である。
◆水曜日に、うちのオープンキャンパスの時に配布する文学部案内、これ支援機構が編集するのだが、2回生の子がインタビューに来た。3つ質問があり、1問目。なにを研究してるんですか、というので古墳時代の倭国王墓の巨大前方後円墳をやっていると答えると、じゃあダイセン古墳なんかですね、という反応が返ってきて、思わずうれしくなる。が仁徳天皇陵古墳となれば、教科書検定もそうなり、そのうち「仁徳天皇陵でっか」という受け答えになってしまうのである。
◆教科書は大事ですね。ある大御所の先生は、誉田御廟山といってもわからんという言い方をする。応神陵やろ、と。応神が入っていると考えていないにせよ。年寄りは新しい名前が覚えられないのである。だが、10代の若者は、あの堺にあるでっかいヤツは最初っから大仙古墳と覚え、覚えられるし、それで定着する。実は宮内庁が仁徳天皇陵として治定しているということさえ知らないということにもなる。それが森浩一のめざしたところだろう。逆に、教科書が仁徳天皇陵古墳となり、それを覚えさせてしまうことの問題が表裏の問題として横たわる。仁徳天皇陵古墳と覚えたことは一生刷り込まれるわけだ。
◆やっと考古研同窓会の仕事を終えた。次は久津川車塚、だな。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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