人を幸せにする人になろう

そして和泉

◆3月3日土曜日の研究会が、無事、終わりました。無事、ではなく、郷は領域であるという第2部は準備不足25f24410.jpgが露呈し、あまりうまくいったとはいえないが、まあ、終わった。大学に戻ろうかとも思ったが、もうへこたれていたので、そのまま阪和道で帰宅し、家でカミさんと呑みました。
◆和泉の「近世」の郷復元の図を、前にも出したかもしれませんが再掲しておきます。『和泉市史3池田編』に公表したもの。
◆そもそも、古代郷が領域かどうかという前に、中近世の郷の復元が不十分なのである。それは近世(前半)文書を分析しないと導けないのである。今日、福井県史をみていたが、古代郷は古代史の人間がやっていて、だいたいこのへん、くらいしか書かれていない。それが実情。むろん、その後の変化はあるにしろ、まず近世の郷を復元し、中世は中世文書での復元はまったくできないが、まあ、近世の郷をさかのぼらせればよい。というわけで、近世史の人間が全国各地でどこまで郷の復元をやっているかは知らないが、たとえやっているとしても、古代史は、ハナカラ領域じゃないからと考えていることや、近世は近世、古代なんてわからんということで、連携することがないように思う。
◆が、中近世の郷をしっかり復元し、そこから古代の郷を考えるべきなのである。ぜんぜん別物になることはない、古代があって、中世を経て近世に至る。古代の郷復元のベースは、後代の郷から考えていくべきなのである。きっと河内でもできると思うんですけどね。大和はわからんけど。
 

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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