人を幸せにする人になろう

ちとわかりにくいですが

◆先週来、研究させよと、やることをさぼり、石室をいじってきました。尺度論を確定させなけれ ばと。いまのところ、岩屋山式でも小谷は高麗尺(叡福寺がわかればいいんですけど)、文殊院西も高麗尺(玄室天井が岩屋山より低くなっているのがスムーズでない)、で岩屋山が唐尺、西宮も唐尺、というのが結論です。艸墓は高麗尺かな・・・(岩屋山亜式と一括できないように思う)。
◆メッシュをかけると見にくくなる。青が高麗尺、緑が唐尺です(ちなみに赤は南朝尺でやっています)。
◆舒明期の632年に遣唐使が戻り、唐尺への正式転換が始まるとする。624年には登場してくる安倍倉橋麻呂墓の文殊院西は高麗尺、628年に倭国王となった舒明が自分の墓である岩屋山を本格的に作り始め、それは唐尺。639年に始まる百済大寺の柱間寸法は、わかる僧房で唐尺。641年に始まる山田寺金堂も唐尺、だいたいこんなんでいいのでは、と。
◆それとレーザーの陰影図は、とくに平面の場合、点群データを取り扱う時に、一定の高さで切る。岩屋山の場合、切る位置が高いので、玄室平面が本来の基部よりも小さくなっている。人間の手測りでは、平面はジベタで測るわけですが。その辺は、業者にできるだけ下で、あるいは例えば羨道に土が入って同じ高さだと土になってしまう場合も、高さを変えてでも、できるだけ基部に近い平面図になるよう、頼まないといけない。そうか、途中で切っての見上げでなく、地べたを切り抜いて見上げ図を作れば、そのフレームが平面図になる!。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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