人を幸せにする人になろう

で大阪城

◆ひとまず山里の現状測量(見積もり35万円)。本丸の石垣の計測は継続したいが、前にも書いたが、ドローンでとは思うが・・・。本腰を入れるには・・・。ごまめの歯ぎしり・・・。金を取ってきて、さっさとやる、というのがベストですかね。
◆大阪城にかかわって以来、機会あるごとにアジっていることを、『秀吉と大坂』で文章にもしたが・・・。宇治市Sさんの話ではないが、文化財は厳選されたものを守る時代ではなくなり、町づくりとして取り組む時代になっている。一方では観光圧力も働きがちだし、活用!活用!活用!といわれがち、が、残していくことそのものが重要であるというのも真理。文化財の専門は、遺構の保存を前提としつつ、その意味や魅力を加えていく味付けの実を、都市計画の庁内議論のなかで一歩ずつ進めていく、のが役割なんだろう。
◆とはいえ、そもそも、開発に対応する受け身的な行政から、そこここにある歴史や文化を大事にしていこう、それを現代社会に活かしていこうという、合意がなければ始まらない。実際には、観光!観光!というなかで進んでいる面は否めないわけだが、そういう力が働かなければ、やりたいこともできないわけです。地域の魅力を、歴史や文化を、というベクトルがそもそもなければ、古いままということになる。
◆金沢城の話をいろいろ聞くと、いくつかの段階で、いろんなファクターが働き、そのなかで調査研究所の組織化や、事業認定や、いまのポジションを積み上げてきている。局面局面で、機会をのがさず文化財の実を獲得していった、そのへんの県文化財の判断に敬意を表したい。県の最初の石垣調査は1990年代初頭のようで、おそらく金沢大学の移転話とパラレルなんだろうが、完全移転して、建物撤去に5年、で、2001年に調査研究室で出発して15年、これだけの成果を挙げているわけだ。先のことはわからない面もあるというが、積み上げている実績は無視できないだろうし、当面は極端な情勢変化はないのでは。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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