人を幸せにする人になろう

オボチャンの罪 記事№2600

◆全国の大学で、研究費不正使用(コンプライアンスってか)、それと捏造その他の研究倫理の2点で、なにやら研修を受けて「誓約書」を出させるとか。早々に秋口には通達されたようですが、実際、どう受け止め、どうするか、大学でまちまちのようですね。なにやら誓約書をそろえないと、科研に応募できないようにするなど、文科省は脅しているようだが、実際どうするかは何も決まっていないらしく、暴力団と変わりない恫喝のようである。
◆しかし、捏造は、見抜けないのが悪いのである。考古学の場合、前期・中期旧石器問題があって、あまり偉そうなことはいえません。悪意のある捏造、悪意がなくともやっちまうオボちゃん、が、正常な審査が行われるなら防げるはずだ。むろん悪意のあるヤツが悪智恵を働かせれば、見抜くことが困難なものもあるだろうけど。が、早稲田もリケンも、なにをやってるのか、ということ。本来は、こんなものは、やってしまったら退場するのみであり、まっとうな審査という関門が機能していればそれでよく、誓約書なんて特別なことはしなくてよいはずだ。
◆一方の研究費は、国の研究機関や東大の先生への委託など、とんでもない悪があばかれ断罪する方が先でしょ。でたらめが多すぎる。
◆で、どうするかは知らんけど、研修を受けて、誓約書を書かせると、その時間たるや膨大な損失です。われわれ時間の単価は高いですよ。オボちゃんの罪は大きいといわざるをえない。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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