人を幸せにする人になろう

ノーベル賞

◆まあ中身はおいといて。湯川博士以来(厳密には中性子理論は1945以前でしたね)、日本の研究が多くのノーベル賞受賞者を生み出してきた。それは戦後の高等教育が優れたものだったことを示す、と。が、いまはどうだと。役に立つ、ということが重視され、人文学も理学も役に立たんと。欧米では、そういうものこそ大学であって、医術や法律や経営やらは専門学校なんだということを聞いたことがある。世界でも変わってきているのかもしれませんね。
◆理系の話として、役に立つものを重視する方向により、将来、ノーベル賞が出なくなるなるだろうというのが、カミさんの弁です。
◆人文の世界でいえば、新聞を示した美術館とか、北木島とか、地域地域にある人々の暮らし、そこで培われてきたこと、そういうものを大事にして、暮らしを維持し、元気になろうと、人々は努力している。別に中国に勝つ必要はまったくなく、ふつうの暮らしができればそれでいいのだ。日本のモノ作りに将来はない、という話も聞く。グローバルなんか、東大に任せておけばいいのだ。町工場で図面が読めてモノを作る、これまでそうだったように、工学部を出てればこれくらいのことはできるという中間層を十全に社会に送り出し続けることが大事なのに。学力の低下とグローバル化とかなんとかいう旗振りとのギャップ、現実を知らない官僚。何をやるのかを間違っている、という話。そんなことやってる場合かと。英語とちゃいまっせ、いまの大学生に必要なのは。読み書きそろばんです。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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