人を幸せにする人になろう

不毛地帯

◆年末くらいから不毛地帯を見ている。こないだ新聞で、キャストもいいし作りもいいのに視聴率があがらん、と指摘していた。この木曜日も見た。カミさんが見ていて、毎週、録画されている。
◆カミさんは、商社の仕事がどうのこうの、あんな仕事よくやるわ、といったトーン。とはいえ、こっちは小雪目当てで、というより、おっさんの願望として、若い愛人をうらやましがって見ているわけだ。
◆ついでに・・・。はぐれ刑事で、事件が解決すると、真野あずさの飲み屋で藤田まことが一杯やっている。ああいうのにグッとくるわけだ。相棒でも、高木沙耶(字、ちがうかな)が。おれには縁がないが、美人ママのいる飲み屋に通う姿はあこがれる。
◆ついでに・・・。むろん若くて美形はいいのではあるが、同じくらいの年齢の女優も好きだ。あんまり出てこないが、富田靖子は好きだったし、いまでもいい(薬師丸ひろ子は嫌い)。元気さがよい。それと最近もブレンディのCMでよく見る原田知世。昔は別に好きではなかったが、いまはなかなかアジがある、と思うようになった。昔好きだったのは斉藤由紀。別にスケバン刑事を見ていたわけではない。いつどうなって好きになったのだろう。歌がすきだったんだろう。齊藤由紀のテープをずっと聞いていた。いまでもCDが確か2枚ある。むかし、いまは宮城県で教員をやっている当時岡大院生だったI氏の下宿で、意気投合しCDを2人で聞いた記憶がある。いまはもはやアホらしくて聞かないが、その頃としては、よかったわけだ。いま、彼女等もドラマに出るときは母親役だ。
◆ついでに、女優で好きだった人を列挙してみよう。まず田中裕子(誰かさんに似てるな~)。NHKドラマの「平城山の女たち」で、帝塚山の考古学徒で、春日大社の釣り灯篭の写真を撮影しているジーパン姿にグッときた。下宿に、樹氷を買ってもらったポスターを貼っていたな~。それから、その時すでにオバさんだった松原智恵子。わりと原田美枝子も好きだった。いまはそうでもなくなったが黒木瞳(いきなり今になるが、JINの中谷美紀と綾瀬はるかはよかった)。飛鳥の頃の竹内結子。いまは柴咲コウ。もっといたように思うが、思い出せない。むろん、今度の熱いものをすすっている壇れいはやっぱりいい。
◆アホみたいにどうでもいいことを書いているが、ひとつだけ。不毛地帯は最初の頃のシベリア抑留から帰ってくる頃などは見ていないのだが、この木曜日には1970年のシーンに入ったのだが、シベリアから帰って15年とか、そんな数字だったかな。1945年の終戦後、日本に戻るまで10年あるいはそれ以上かかった元兵士もいる、そうしたことがあったということに驚きを禁じ得ない。聞いたことはあったのだろうが、ほとんど自覚することはない。そんな歴史は今ほとんど認識されていないと思う。最近思うのだ。戦争なんて、終戦なんて、オレらの生まれるずっと前のことだと思っていた。しかし考えてみれば1964年生まれだから終戦後19年だ。ものごころつく1970年としても25年。しかし大学に入った1983年から25年足すと2008年、もうそれ以上の期間がたっている。大学に入ってから、例えば入学したときパソコンはなかった、しかし大学院生になって最初に奨学金が3ヶ月分入ったときパソコンを買った。いまパソコンはさらに驚くべき進化をとげた。だけど、1945年から1970年に生じた日本社会の変化ほど激しいものはないということだ。そして自分の生年が、いまの若い奴らに比べると、はるかに戦後間もない頃だったのだ、ということに気付く。そしてシベリア抑留者にしてみれば、帰国してその人にとってようやく終戦となったのは、自分の生まれたちょっと前に過ぎないことに。

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HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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