人を幸せにする人になろう

久津川車塚8月27日(木)

◆自分、道上・山口、土井、土井・吉村・土谷・木下、佐々木、城陽市担当者 泊5? 天気秋晴れ
◆天気良く、心地よい風も吹くが、真昼の照りはやはりきつい。2箇所に分かれて作業をしたが、ともにテントを立てる。
◆南区は、作業員さんも入れて、石出し、転落石の除去を進める。だいたい葺石の傾斜変換まで下ってきて、比較的大きい基底石だろうと思われる石がならぶ。ところが、その並びは前方部となって折れるはずが、東壁まで続くではないか。あちゃー・・・。隅部が収まっていないではないか。前方部側面の墳丘斜面は予想よりも急であったか。
◆もひとつ問題は、基底石だろうと思われる石より外側の石たち。南の方ではまばらで転落石としてはずし、地山が出てきたが、基底石寄りはかなり密で、石敷きになることを考えないといけない。洲浜状の小礫でなく、そこそこ大きい石ではあるが。周濠のヒタヒタ部で、灰色濠内堆積土に覆われ、埴輪片も食い込むが、動いているものもあるだろうとは 思うが、残ってくるものは濠底に接地している可能性が高いかも。縁石があるようなものではなく、濠の内側方向に途切れてはいくが、石を貼り付けていると考えてかかる必要がある。基底石との関係も、図では切り離してはいるが連続的である。西区も同様であった可能性が浮上するだろう。
◆明日、現状の石をきれいに出して、全体を見ることが肝要。なお、予想したよりも転落石が厚く集積していない。結果、西区の基底部よりレベルも高い。そうか傾斜がきついという面もあるかもしれないが、造り出し南辺では前方部の付け根にむかって高くなっているのかもしれない。その分、前方部下段の斜面長が短いのだろう。レベルで確認をする必要がある。一方、屈曲部を出すためタケツグ拡張区を設定することになり、さっそく明日取りかかる。かなりの土量で、その間の作業をどうするか考えないといけない。
◆南区とは別に、2人を北辺の葺石に投入。谷間に残っていた高まり部を葺石まで出して もらう。区画石列の続きが下に出てきたのを始め、葺石面がきれいに続く。後円部のとの間の接続部の葺石面はかなりの緩傾斜である。おそらく後円部斜面に食い込むように造り出しが取り付くのではないかと思われる。復元的に考えた後円部裾ラインと前方部側辺の交わる点に、くびれ部を置き、そこから離すように造り出しを設定するのでないようだ。後円部下段斜面に食い込むように造り出しを設定し、緩斜面の谷部が下っていき、基底部でいえば、くびれ部はかなり西側に位置し、造り出し北辺長は短いと予想される。仲津山のような感じになるのでは。
◆水鳥のくちばし2点+頭頂部+頸部が出土。本体や頭部はない・・・。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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