人を幸せにする人になろう

会計年度任用職員

◆富山の博物館でも、そう書いた名札をぶらさげていた。南の島でも、会計年度職員が頑張っている。で、この「会計年度任用職員」という言葉、大嫌いだ。こんな言葉、いったいいつから聞かれるようになったのだろう。人間としての尊厳をバカにしている。
◆人件費節減が限界まで突き詰められ、ようよう、いまの日本の組織が成り立っているということを示す。これ西欧では考えられないのではないか。昔、アメリカ史の同僚がそう言っていたことを思い出す。労働者がないがしろにされている。19世紀を経て獲得してきた労働の権利はどこへ行ってしまったのか。
◆パソナはじめ人材派遣会社、諸悪の根源。いや、そういう法的整備を進めた政府がむろん悪いのだが。防衛費をGDPの2%にしよとしているのでしたか。いま5兆円を倍増する話。5兆円を学校教員の人件費にあてたらどうか。5兆円あれば、20人学級は実現するんではないのか。
◆むろん働く側がいろんな働き方をしたいというバリエーションはあるのだろう。が、若者が、それぞれなくてはならない仕事を組織のなかでしながら、ちゃんと職員となっていないという現実をもっと重視すべき。公務員国家というのも、あってよい。平成の市町村合併で、地域がよりいっそう疲弊したことは間違いない。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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