人を幸せにする人になろう

紀州備長炭記念公園

◆田辺市街地から奇絶峡のある谷筋をさかのぼったところに、備長炭記念公園というのがある。備 長炭とは、備中屋長左エ門だったか、が、江戸向けに備長炭と名前をつけたウバメガシの白炭である。がその前に、備長炭ラーメンという黒い麺のラーメンを食べる。
◆それから展示を見る。なかなか体系だったいい展示である。210円取るが、こんなんも入り口で引き返す人がいるのはもったいない話。無料にして、出入り口の所にカンパ箱を置いたらいいのにと。よくできた展示だが、見てもらってナンボでしょう。入ると、職員さんが寄ってきて説明したそうであったが、申し訳ないが、説明不要オーラを出す。映像はやはり導入としても、ひと通り理解する上でも有効であ る。伐採の比率を変えていることとか、切っても10年でまた10㎝程度に成  長するようで、このあたりの龍神山系のウバメガシについても、計画的な伐採を循環させている。戦後、アホみたいに針葉樹を植林し、もはや世話することもなく、切っても金にならず、放置されているところが圧倒的に多かろう。焼き肉、串焼きなど、炭火焼の用途がなくなることはないだろうし、値崩れのないように調整しつつ、炭焼きを少しずつ拡大させることはできるだろう。さいわい、後継者も出てきているようで、途絶することはなさそう。脱臭用とか、燃料以外の利用を考えているようだが。面白い展示だったので、図録を1冊購入した。
◆そのあと、屋外で、実際に炭窯が5~6基程度作ってあり、順番に窯入れをしている。この日も2基は操業中であった。とはいえ蒸し焼き段階で、どんどん火をつけているのでなく、封をしている状態だったが。展示を見てから窯をみると、また勉強になる。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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