人を幸せにする人になろう

翌日は枚方宿に

◆前から歩きたかった枚方宿に行く。その前に淀川資料館というところに行きました。これが実に ちゃんとした淀川治水の資料館で、勉強になりました。国交省の淀川事務所、これ近畿圏でいうと、琵琶湖とともに、治水対策を長く続けてきた恒常的な事務所が置かれ、その事業の普及啓発用に作ったものだそうです。一時期、閉鎖したと言っていたか、館内にいるボランティアの方2人と話をして、「いやとても勉強になりました」とお礼を言う。雰囲気としては、隣の事務所で働いていた国交省の職員OBのようでした。デレーケの治水は著名だが、直線的な新淀川を通したくらいは知っていたが、浅い流れに対して両側に水制を施し、流れを狭め、川の力で水深を浸食させ深くするといった技術も導入されたのだとか。この結果「わんど」と呼ばれる干潟が両岸に発達した。そうした歴史展示、イタセンパラはじめ生き物の展示、それと堤防を作っている頃の古い写真の企画展をやっていました。明治期には三十石船はなくなるも、蒸気船に置き換わ り、京阪電車の敷設で水上交通がなくなるまで、運行していたようです。
◆淀川の「わんど」の再生事業もやっているそうで、資料館でも、淀川を美しくするとか、外来魚の駆除とか、そういう活動もやっているようです。
◆資料館を出たところには、八幡市で掘りだされた、かつての煉瓦造りの樋管施設を一部移築して説明看板を立てているほか、加茂町で高橋美久二さんが調査した大阪城残念石1個も据えてありました。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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