人を幸せにする人になろう

2022年7月24日(日)、和歌山

◆今週は、カミサンの和歌山の実家に行き、窓を開け、空気を通す。書斎に『黄金の日々』があったので、もって帰ることにする。いま院演習で、中世史の1人が今井宗久の文書を読んでいるので。我孫子に鋳物師を集めるという話もあって・・・。この城山三郎の小説自体は、当時までの通説にしたがっているが、いまは違う読みもなされているよう。いま残っている今井文書、五箇庄の代官になったのは確かであろうし、そのなかで、塩魚の税をめぐる1件はそのひとつだし、もうひとつ吹屋の問題があるということ。これは河内鋳物師でも五箇庄鋳物師にかかわる点で興味がある。
◆天誅組の本もあって、しばらく読む。伴林光平について。前に、国学者で陵墓探索をやった人で、天誅組にかかわって処刑された伴林、明治に宮内省に入って、引き続き陵墓探索をやっただれそれ、という対比的に紹介している記事を読んだことがあったので。
◆午後から出勤しようかとも考えていたがやめ、和歌浦の玉津島神社に行く。神社の由緒の説明看 板を読むが、和歌の神社というのが、あんまり正面から取り上げられていない。ソトオリ姫が和歌の3神の1人として祀られているという話を聞いたので。
◆こんがらがっていて、調べてメモを作らないといけないが。紀貫之が古いんだ。古今集の序文とやらを見ないといけない。で、蟻通のはなしはいつできるんだろうか。枕草子に「社は」というところに蟻通神社の話がある。で世阿弥の蟻通は、 紀貫之は和歌の神社である玉津島神社にお参りに行く道すがら、蟻通神社のところで雨にあい、歌を詠んで、通してもらったという筋になっている。以上、断片的で、不確かな知識です。国文の世界では研究があるのだろうな、と思いますが、一度、調べてみよう。
◆和歌浦の訴訟の話もちゃんと知らない。これもざっと知っておく必要がある。鞆と同様の景観問題なのだろう。でみ結局は道路が通された。行かなかったが海水浴場では音楽ががんがん流され、不老橋をわたったところには、貸会場施設などができあがっている。絶景ということで日本遺産になったそうだが・・・。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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