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人を幸せにする人になろう

2017年4月3日(月)新年度始まる

◆13:00から、考古のメンバーの顔合わせ。新3回生2人。研究会の発表や、見学会日程など、調整す る。そのあとは、経研棟4階倉庫、301考古学展示資料室、136、127、の各部屋の片付け。とはいえ、主に301部屋への遺物や本の搬入。考古学研究会の遺物も301に移動させた。まだまだやることはあるが、ひとまず15:30頃には終了。
◆そのあと19:00からマレーシア料理店で、修士2人の修了と、新修士1名の歓送迎会。カエルを食べました。
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大東市立歴史民俗資料館

◆前は住道にあったのだと思うが、行こうと思っても行きつけなかった。で、いまは四条小学校を 回収して、図書館と歴史民俗資料館となっている。堂山の資料はここにあるんだろうか。でも、実物はなかった。展示施設としての問題なのかもしれないが、ホンモノを見たいものだ。でも、こうして小学校を回収して、ちゃんとした展示施設ができ、のざき参りの企画展もやっていた。大阪の展示施設はだいたい見てきたと思うが、行けてなかったもの。平野屋新田会所のパンフレットと、大東の歴史(マンガ版)、ともに300円を購入。
◆飯盛山の展示も充実させていってほしいもの。
◆以上で朝9:30くらいから16:00くらいまで。あとは東高野街道を柏原まで帰ってきた。

百済寺跡

◆枚方市の旧田中家鋳物資料館に行くも、耐震工事でやってませんでした。王仁の墓に立ち寄る。
◆百済王神社、特別史跡百済寺跡に行く。前に行ったのは10年くらい前か。再整備のための発掘をやっている頃で、草がぼうぼうで荒れた感じで、人が来ない史跡公園でしたが、いままさに再整備の工事が進行中でした。そちこちで花見。ここもまた見晴らしがよい。

牧野車塚

◆御殿山神社。次いで牧野車塚。予定外のため、順路がちゃんとしていませんが。今日は、あちこ ちで、花はないけど花見が行われていました。みんな寄ってきて一緒に飲み食いし、話をする、これがいいんでしょうね。牧野車塚の花見は、年配のみなさんだったが、花は桜ではありません。それと、子供らが古墳の上で駆け回っていました。そう、子供はそれでいいんだ、と。

招堤

◆招堤寺内。真宗の道場(いまの敬応寺)を中心に寺内が作られるが、明智光秀に与して特権を奪 われたのだとか。そんなこと、ぜんぜん知らなかったが、新4回生が招堤で卒論を書くので、昨年度後期、2回にわたって発表を聞いていたので、行こうと思った次第。高台のいいところに旧家が密集し、かなり昔ながらの家屋が残っている。けっこう、楽しめました。

交野市歴史民俗資料室

◆4回目くらいかな。で、倉治の村を歩く。 だいたい旧村の範囲があり、その内部でも新しい建物は 多いが、その外縁に、だから元は田んぼだったところに新興住宅がいっぱい。村も、年寄りばかりではないだろう。子供がおり孫がおり。だけど、とても天気のよい日曜日の午前、外で遊ぶ子供はいない。新興住宅の一画で、5人ほどがママゴトみたいなことをやっているのを1件目撃したくらい。子供はいても、外で遊ばないのである。

日曜日は休む!(1)2017年4月2日交野郡

◆摂南経由、大学に行くはずが・・・。寝屋川南の下り口の手前で、今日は休みにすることとなり、スルー。交野で下りました。
◆以前、通った時に見た風景がよく、もう一度と思っていた茄子作へ。そうそう、ここここ。香里園の団地の手前。
◆車を置いて、村のなかを少し歩く。砥草を塀のところに植えている。トクサ。原始的な植物だそうです。細胞壁にプラントオパールが蓄積して、モノを研ぐことができるのだそうです。

◆与えすぎなんでしょうね。なにもかも。ほっとけば、いろんな興味関心をもつだろうに、まずはそういう自由な時間や自然のなかで育つ機会を奪い、またいろんなことを教え過ぎ、答が与えられて終わりで、興味関心の芽を摘んでいるのではないか。最近、別のところでも教えすぎはよくない、という話を聞いたような気もする。
◆大学を含めた教育でも、学生はお客さんで、サービスされるのが権利で当たり前だと。大学は同志の集まりだと思ってはいるが。自分でなんでだろとうと調べて、ああそうなのか、なるほど、面白いな~、という、自分がアクションを起こして何かを得る、ということが大事なのであって、教えすぎることは自発性を奪うことなわけだ。
◆久津川のこの夏の現場に「行きたい」と、1月にある学生がと言ってきた。こないだ会う機会があり、話を聞いていると、とても面白かった。手を挙げた人には開放します。そういう集団で掘りたいから。義務じゃない。思えば、2000年代前半の玉手の現場とか測量調査は、うちの学生・院生は義務だったかも知れないが、多くの他大学の学生がこうしたヤル気のある集団だった、と思う。

日本の未来は

◆カミさんが29日にNZから返ってきて、開口一番、「日本の将来は暗い」、と。どういうことかというと、なにしにいったかというと、日本では露頭していない三畳紀の岩盤に含まれる、ホウサン虫の化石が入っているかもしれない石ころを取りに行くという、ある国立大学の先生が毎年企画しているイベントに参加していたわけです。で、高大連携で高校生も数人おり、そこの大学の学生がめんどうをみると。前半と後半があって、後半は1人だったらしいんですが、はじめてNZに行っているにもかかわらず、外の世界になんの関心ももたない、自然に対しても。そして、会話が成り立たない。タブレットをずっとさわっている。前半は、高校生が多かったようだが、彼ら・彼女らはWIFIがないと生きていけない、と。それで何をやっているかというと、日本の友達とラインをやっているわけです。
◆そんなやつらを外に連れ出すことはない。行きたい人が行くべきなんです。外界になんの興味のない者を、金をかけて外国に連れて行っても、なんのプラスにもならない。お世話しすぎ、手をかけすぎ、本人の内からのパッションがないのに、無意味。
◆で、だからいまの学生はという一般化はしないとしても、事実として、8割くらいはそうなんちゃいますか。2極化が進んでいるわけで、できるところはあまり落ちていないとしても、日本を実質的に支える普通のところがどんどん下流化しているわけです。そしてウツ。引きこもり。これらの統計データを調べてみたい。むかしは食っていくために働かなきゃいけなかった。いま、ず~と引きこもっていても、親がエサを与えてくれる。
◆資源のない日本。資源は唯一人間です。その人間がまっとうに生きていく力が急速に弱まっている。なので「日本の将来は暗い」ということです。

日本の将来人口構成

◆団塊ジュニアの出生ピークが1972年くらいなんだろうか。そこから出生率が低下する1970年代に、 年金をはじめ、いろんな制度設計の見直しが必要だった、ということか。そしてまた、こうした高齢化社会は、第2次大戦後の先進国で共通する問題ではあるが、日本の場合、とくに1950年をピークとする団塊の世代の急激な人口増、これもまた戦争の結果である。勝ち目のない英米戦争への覚悟なき開戦は、人口構成の不自然なバランスを招き、そのツケは長く解消できないわけである。
◆一方で、教育勅語を教材に使うことを認める閣議決定というアナクロ。銃の形をした木銃で相手を突く銃剣「道」を中学校の武道に盛り込む学習指導要領が通る。一方では、禁止されても「そんなの関係ね~」と天下りを堂々と残す文部官僚。いわゆるコンプライアンスなど関係なし、という人たちが、右よりの政治家の意見を忖度して、このような決定を進めている。1996年に霞ヶ関に勤めたときの記念物課長もまた、事務次官時代に大いにやっており、処分を受けた。まあ、さもありなん。
◆ちなみに、その時の、1年目の記念物課長補佐も処分されてました。けっこう有名人みたいですね(豊島出身)。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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