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人を幸せにする人になろう

山科の天智陵に行く

◆宮内庁の工事立会の見学会が、年末以来、矢継ぎ早にたくさん・・・。零細な大歴では対応がむつか しく欠席を重ねたが、2月2日は行けるので行く。午前中は卒論を3本読んでいました。第2京阪ができ、山科までも早い。10学会14名の参加。
◆2013年に台風?による大水があり、陵東部の谷川がえぐれ、下の溜池に土砂が流れ込んだ模様。水路は疎水背後の山の谷の延長。疎水の下をくぐらせている。疎水からしばらくは石垣護岸があるのだが、その先は溜池まで普通の谷のまま、そこを護岸工事する。それと溜池に堆積した土砂を浚渫するもの。窯跡の存在が推定されている埋蔵文化財包蔵地なので、本部立会となったよう。
◆谷筋片側の崖に赤土が見えたが、窯により熱変したものかもしれないが、上からずってきたもののよう。溜池は水を落としているが、浚渫はこれから。周囲の崖面を見て歩きたいところだが、無理。
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中間はないんか

◆自分のことです。ええかげんな時はダメダメで、やるとなったら細かく、なかなか本筋に至りません。そんな自分をアホだと思います。

編集作業が待ち受けてます

◆米1石=10斗=100升=1000合。大人が1日3合食べるとして1年で必要な米が1石。
◆これは面白い!と思う研究をやってますか。そうでないと続きません。
◆仕事が人を育てる。これが人生の中心です。
◆『N女の研究』、読んでみようか。
◆朝9時から夜10時まで、今日は何をやっていたのでしょう。後半は伏見城のことをやってましたが、これは試問と院試終了翌日の17日からスパートですね。春休みはすべてこれのつもりです。そうこうするうちに、難波宮と大化改新の原稿も集まってくるし、市大日本史の原稿も。インデザインを駆使できる助手が欲しい~。そう、摩湯山も少し動いています。あら、久津川の測量が・・・。大歴も大会にむけての仕事を・・・。とほほです。大学史の展示リニューアルも、予算執行が進み、残額が決まってきたので、展示の相談に乗ってほしいとの要請が入ったり、と。仕事があるうちが花とはいえ・・・。
◆同僚のNさんは、来期から研究科長で、このあいだ大学院についてのメールをもらい、いろいろ考えてみたりするのですが、返事ができていません。文学研究科全体をみわたす仕事は大変ですね。

九博とかまわりたいが

◆沖ノ島の展示、行ってみたいですね。1991年に宗像大社の宝物館に行ったきり・・・。3月5日までと のこと。新しい九歴にも、九大博にも、行ったことないんです。北九州市博も。
◆31日まで授業はあるが、今週でだいたい終わってきて、モロモロ溜まったものをかなり本日27日処理しました。まだまだですが、土曜日・日曜日とやれば、なんとか周回遅れは挽回できるかも、です。

「明日にむかって撃て」の最後はボリビア

◆ペルーに行っていた時のひとつの話題。最後逃げていったのは、ペルーか、なんかこのへんやっ たんちゃうか、と。女優のキャサリンロスの名前も出てこなかったが、絞り出した。ボリビアでした。まあ、どうでもいいことですが。
◆全然話は変わりますが、島根のIさんが本を送ってくれました。面白そうです(右)。
◆それと、金沢で元石川県のTさんに久しぶりに再会し、年齢は離れているが、親しく話しかけてもらい、とてもうれしく思いました。文化庁の協力者会議の時に、なにかわたしがTさんの発言を応援したのだそうです。互いに、具体的になんだったか、まったく覚えてないんですが。まあそれはともかく、古墳時代はいつからか、という話を振ってきて、布留じゃないと、北陸じゃ5世紀だ、と。で、抜き刷りを送るから・・・。送られてきました。ちゃんと読んで返事しないといけませんね。

老いに負けず、生き惑う己に負けず、寒さにも負けず、メールに負けず

◆いや仕事が追いつきません・・・。むろん、溜めるのがいけないのだが。事務処理能力がだんだん落 ちているか。負けへんで。なんとか追いつこう。
◆充電式の靴下とかベストとか、あるんだそうですね。お腹が冷える・・・
◆とにかく謙虚に、やることをやる
◆思文閣から出た本です。古市・百舌鳥の被葬者を書きました。また叩かれますね。2月5日の堺市の講演会はこれでやります(その準備もあるか・・・)。

もう終わらないと

◆必要なのは、地域の文化財への愛情、またそれをいまの社会に活かしたいという熱意・志、そして地元の人たちと対話していく力。いい話をいっぱい聞きました。
◆それと正確ではないが、自分が向き合っている身近な現場、これらをつないでいくこと、人々と対話していくこと、そういうことが、世界平和にもつながっていくんだ、という猪名川町の担当者の言葉に感動!。
◆カミさん曰く、第1、心の健康、第2、コミュニケーション力。
◆それと、勉強は入ってからすればいい、とも。あるいは懇親会の時に、実測とか、そんなの関係ねえ、と。市町村の担当者と、調査組織での採用基準はもちろん違うだろうが。ここでは文化財行政担当者に求められるもの、が主題。

兵庫県の歴史文化遺産

◆まあ書ききれはしませんが。兵庫県の「歴史文化遺産」という言葉、これは使わせてもらおう。世間一般では広く「文化遺産」の方が使われているようにも思う。人間の活動が形成してきたもののすべて、これは広義の「文化」ですよね。かなり幅広く捉えうる。一方、実際的に主に取り扱うのは、遺跡とか神社仏閣、近代建築、街並み、文書などなど、歴史的に残されてきたもので、しっくりくるのは「歴史遺産」。
◆要するに、文化財専門職が相手にするのは何か、ということ。文化財でもいいんだけど、指定物件?というイメージがつきまとい、狭いわけです。なので、「歴史遺産」がいいのかなと思うが、文化>歴史だろうし(突き詰めればほぼイコールかも)、やはり狭義の感じがないではない。「文化遺産」には、狭義の文化(文学とか音楽とか)でなく、広義の文化、すなわち人間活動により生み出されたすべてという意味合いをもたせうる。とはいえ、「文化遺産」は文化遺産で、能とか文楽とか、といったイメージを引き起こしやすいし、歴史をつけたい気持ちはぬぐえない。
◆兵庫県が「歴史文化遺産」という言葉を採用した経過の中でも、いろんな議論があったことだろう(それは知りません)。文化財の専門職が扱うトータルとして、「歴史文化遺産」というのは、いいんでは、と思った次第。

2017年1月22日近畿地区文化財専門職説明会開催される(続)

◆各発表やディスカッションを聞いて、いろんな感想をもち、マメなメモはないが、感じたこと をまとめておきたいものだが・・・。
◆説明会では、考古畑で文化財の担当者になり、遺跡の調査にもかかわるんだけれど、実際には市町村担当者はあらゆる文化財を扱うことになる。夏の準備会の時にそのことをしっかり押さえないとと発言した記憶があるが、発表者が実際やっていることをしゃべると、自ずからそうなった。市町村の規模により差はあれ、遺跡から出発して、ほっといてもなんでもやらないといけなくなる、それはその通り。仕事だから好き嫌いでなくやらないといけないし、やっていくと多くの人は面白くなって、ひいてはいろんなものが残る地域全体のことを考えるようになる(事務的に仕方なくやっている人もいるのかもしれないが)。
◆なんとなく違和感めいたものを感じた点もある。経験を積むなかで考古畑出身のものが遺跡から文化財全般の広がりを身に着けていく、さらに人づくり・町づくり、地域づくりという境地に到達していく、というのが実情なんだろうとは思う。市町村のベテランの、長年の経験から認識されてきた役割、文化財専門職の仕事はそういうものだ、というところから話をはじめる必要があると思った。
◆市町村の担当者が、自分たちのところにある有形無形あらゆる文化財をカバーし、その価値をちゃんと知っていることにもとづき、それを現在の地域社会に活かしていく、そういう仕事だ、ということを打ち出すわけです。もはや発掘ばかりやっていた時代は過ぎ、各市町村担当者が仕事を重ねてきて、地域づくりなんだというところに行きついている人がいっぱいいるわけです。その到達点をしっかりまとめ、掲げる必要があるだろう。
◆そして人づくり・町づくり、地域づくりを、具体的事例にもとづき明確な仕事イメージを示す必要がある。考古・遺跡だけでなく、説明看板や整備した史跡のイベントだけでなく、地域の人々が自分たちのものと意識し、国史跡もあっていいが、むしろそうでない遺跡だったり民俗だったり古民家や古文書といったものを、守っていったり、勉強会をしたり、自分たちが向き合うことをサポートした実績例など、である。
◆別の話。大学側で考古学で論文を書くとなると、その性質上、特定の材料を突き詰めていく、ということになる。いろんな遺跡から地域史を描く論文もあるだろうが、概して専門分化した特定のことになる場合が多いだろう。でも一方、文化財専門職はそうでなく、むしろあらゆるものをトータルに扱う能力を求められる。むろん、特定のテーマで資料をもとに論を立てる専門的な研究能力が、文化財専門職として(あるいは博物館学芸員として)、いろんな文化財を取り扱い、一定の専門的理解を身に着ける応用能力になるんだろうとは思う。でもベクトルは違うな、とも思う。ある遺物を自分の研究テーマとして持続してやっていく、むろんそれは自由だしあっていい。が、文化財専門職、職というものはプロになるということで、ふつうは自分が向き合う文化財をちゃんと理解し価値判断できる学びに自ずからなっていくもので、その積み重ねにより文化財のプロになっていくのだと思う。
◆誰かが言っていたように、調査に参加しそれを取りまとめていくという経験は(発掘に限らない)、文化財専門職としてやっていくための直接的な力となりますね。

2017年1月22日近畿地区文化財専門職説明会開催される

◆N大Sさん、O大Fさん、このお二方が近畿にいることは大きいですね。昨年の文化庁主催の説明会を承けて、継続してやっていければとの呼びかけが、近畿25大学によびかけられ、準備会を経て、昨年と同じ時期の1月22日、説明会が開催された。話題にもなったが、近畿地区の大学では、1人という零細なところが多く、自分のところでやれることには限界があるなか、こうした呼びかけで、年にそう何回も機会を設けられるわけでないが、こうして集まり、学生らを文化財関係の職に送り出していくことについて議論する、それだけでも重要なこと。
◆そして25大学という大学側の発意で、説明会を継続していく必要性を議論し、実施に進んだ。大学側は基本はそれぞれで、一部で連携があるという程度だが、それが一緒にやっていこうという枠組みができたことが大きい。
◆そして、近畿2府4県+三重県の行政担当者と一緒になってやっていきましょうという形態ができあがったことも実に画期的だろう。
◆学生・院生も多く参加し、行政担当者+学生・院生+大学教員が一緒になり、懇親会も盛り上がった。年1回でよい、続けていきましょう。文化財専門職の説明会をベースに、そのさらなる企画の充実はもちろん、都道府県の調査成果の発表や、大学側の研究発表とか、いろんな発展性も今後ありうるであろう。無理せず継続し、ゆっくりと進化していきたい。その枠組みができたことがまずは意義深い。
◆午前の会議のなかで、大学教員の発言に刺激を受けました。というよりも、みなさん学生・院生に向き合っているなかで思うところを発言しているのに、発言する中身がない自分を反省する。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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