人を幸せにする人になろう

2011年、いい年になりますように!

◆真琴は友達と初詣にでかけたので、丈と3人で道明寺天満宮にむかう。玉手山を越えて、安福寺の山門を抜d0439666.jpgけ、円明の村を抜けて石川にたどりつく。そこには登録文化財の玉手橋がかかっていて、それを渡ると、近鉄南大阪線の道明寺駅。そこを商店街に沿って西に入ると天神さんである。
◆いや~、けっこうな人である。参拝客は、ふだんの駐車場側(東)から導線が設定されているが、その途中で参拝客の列の最後尾となり足が止まる。拝殿までのろのろと進み、ようやっと参拝し、身動きできず、右に降りて、裏側の梅林をまわり、西にまわり、出店を楽しむ。
◆テントで店舗を構えたところに入り、焼きそば、たこ焼きなど、それぞれ欲しいものを頼む。オレはサザエとビール。一度、階段を下りてしまうが、鯛焼きが食べたくなり戻る。戻って鯛焼きを三つ買い、それを食べながら導線に逆らい、人の波を逆走して行き道を下っていると、呼び止められた。誰かと思ったら、大阪府の福田さんだった。
◆おみくじの結果。丈:大吉、直子:中吉、直文:小吉、真琴:末吉(橿原神宮に行ったらしい)でした。今年もよろしくお願いします。


今年もソバ打ち大失敗

◆教室旅行で滋賀県マキノでそば粉を売っていたので買っておいた。2年前、大失敗をしたので、家族にちゃんとee9b1461.jpg調べてヤレといわれ、分量も確かめたが、やはり失敗に終わる。
◆文化庁にいたとき、年末、記念物課がそばを打ち、文化庁各室にそばをふるまっており、その時、初めてそば打ちを経験したが、実にうまくいった。秋田の小林さんとやっていた。道具は刳りものの大きな木製のこね鉢も、麺を切るときに押さえるものも、持っている人がいて持参していた。だが、道具じゃないんだな~。
◆今回は適当でなく、ちゃんと分量も確認してやったのだが・・・。まあ、なんとなく理由もわかるような気がするので、1年に1度でなく、リベンジしてみよう。

長男の大学受験

◆今日27日は子供らの三者面談。朝、和泉市の羽田さんと打ち合わせ、バイトとの打ち合わせをして、13:30に職場を抜け、また17:30に戻り、いまブログを書いている。
◆娘は英語と数学が下落傾向で「なんとかせい」と担任に言われている。息子は受験だが、調査書(いわゆる内申書)の必要枚数をチェックするためもあり、受験予定の国公立や私大のリストを書かせられている。で、面談は、そのリストを見ながら「これでええな」という確認のみで5分で終わり。あとはセンターのあと、ということらしい。
◆先週の23日かな、「今日やっとかな」というので、受験予定大学の願書入り資料の取り寄せをやった。やっとけよ、といってもしないので、親がやったわけだ。いまはフロムページのテレメールというのを各大学とも採用していて、自動的に発送されるらしい。で、もう土曜日にはほぼすべての所から届く。願書の受付期間を調べとけよ、と言ったら、今日確認した受験予定一覧のリストにそれを書き込む欄があるらしく、すべて調べていた。
◆まだセンターの顔写真も撮っていないが、あとは〆切に間に合うよう出願ということになる。それから、首都圏の受験のためにホテルも予約した。京都は、まあ朝出ても間に合うだろう。親がやってやることはここまで。
◆自分の子供が大学受験になったなんて、自分がどれだけ年をとったのかを痛感する。そんなんで、年末年始は田舎には帰らない予定である。30日まで出勤、正月は4日から。娘は「お年玉が~」と言っている。

陵墓のトレースと3D化

◆前にも書いたかもしれないが、今年、福武財団のお金をもらい、陵墓のトレースを進めている。でき次第、3Dの発注をする予定で、ようやく、箸墓と西殿塚を入れた。トレースは、茶臼山、行燈山、宝来山、五社神、仲津山、ミサンザイ、御廟山、大仙、ニサンザイ、白髪山、ボケ山、と進行中だ。
◆しかし陵墓図は、堤の内側斜面の等高線がなく、また周囲も田んぼの区画と単点の標高データくらい、そこは、こっちで復元的に等高線を周囲へのばしてやらなければならない。ほんとに正確にやろうと思えば、現地調査が必要だが、そうもいかない。そこは墳丘をとにかくきちんと仕上げ、堤より外側の精度は、まあ大きく誤らない程度で致し方ないと思っている。
◆そんなんで、学生にまかせて墳丘はおおむね時間に比例して仕上がっていくが、3Dの発注までいくには、周囲の検討、全体のチェックとなると、こっちの仕事となり、そこまでこぎつけていないものが多い。なんとか、年度内に、ほぼ主要なものについて終えたいものである。
◆で、これまでは単発で、その時ごとで斜面やテラスの色の仕上がりも違っていたが、今回は、統一仕様で整えることをめざす。基本は1500分の1とし、高さは水平距離の2倍にやや強調し(そうしないとペチャンコ)、色も指定した。そしてデータをホームページを作って公開っと、いきたいのだが。
◆大仙もミサンザイもだいたいできてきて、あとの大物は誉田御廟山、先週からとりかかっている。
◆あと、堺市の世界遺産のホームページで、百舌鳥古墳群の3Dがあるのだが、よく見ると、墳丘はわりあい適当で、周囲も地形が反映したモノではない。百舌鳥も古市も、地元の方が、大阪府の3000分の1地形図から1m等高線の地形図を作ってくれているので、それに陵墓を載せれば、将来的には、古市・百舌鳥古墳群の高さ1mの精度によるちゃんとした3Dの作成も夢ではない。そこまで目指そうという気になってきた。そうなると、陵墓だけではないので、それ以外の古墳の測量図もやっつけなくてはならなくなるが・・・。

娘の誕生日に

◆うちの娘の誕生日は12月24日。今年は23日に恒例の京都の宴会がなかったので、24日でな9d465930.JPGく、23日にクリスマス&誕生会をすませた。
◆だいたい、誕生日にはボーリングに行き、そのあとは飲み屋で宴会である。ボーリングは、河内国分にある。一度なくなったが、きれいになって再登場、国分にはなかったカラオケボックスも併設されている。
◆娘はいままでの癖のある投げ方を修正中で、これに成功すれば、安定した点になるに違いない。面白くなってきたと・・・。この日のボーリング、オレは近年にない点数であったf096b2d1.JPG
◆夜、あじときちりで宴会。

2010年12月14日和歌山大の藤垣元治研究室を訪ねる

◆和歌山大学システム工学部光5d5a8652.jpgメカトロニクス学科の藤垣元治准5c95a49a.jpg教授のところをカミさんと訪ねる。カミさんはJAXAのミッションで、膜面の波動を計測するためにこの研究室に出入りをしてIMG_1784.JPGいるのだが、そうした非接触の高精細計測を手広く手がけている研究室だ。レーザーではなく、なんだっけ、プロジェクターで格子を投影し、その波長を変えて、それを解析して点群データをえる。計測できるのは10㎝×7㎝で厚さにも制約がまだありそうだが、ほぼ実用化されている。
◆これにうちの考古資料を提供しているわけだ。前から行きたかったが、都合がつかず、今回が初めて。ソフトもむろん独自開発だが、資料を計測台に乗せると、数秒で終了し、画面で石器や土器の破片の陰影図が浮かび上がり、点群データもエクセルに落とせる。誤差は10ミクロンだとか。アハハ、こっちはディバイダの針の太さや鉛筆の太さ、0.何ミリくらいのもの、土器にいたってはもっとだろう。石器であれば、両面計測して統合するのはまだできていないが、片面でも平面のデータは正確だし、断面も任意だ。むろん剥離面をOpenGL_3.jpg線で分割してこその石器の実測図だろうから、この画像そのままとはいかd2a77f5a.jpgないかもしれないが、しかしモノによりけりだろう。簾状文をどう描くか、約束事はあるようで明確でない。上場と下場があり、そこに木目の平行する条線がえがかれる。こうした文様を、いがんでようが波打とうがそのまま忠実に図にするのがいまのスタイルだが、それに労力をかけるのも、もうやめてもいいかもしれない。絵にしてこその認識、モノがわかる、というのも確かだが、膨大な発掘データをすべて同等に図を書くのか、という問題はあろう。
◆3次元データおよびその画像が、報告書のスタイルを変えていくに違いない。

報告書が売れなくて・・・

◆年末なので、在庫をチェック。メスリ山古墳はあと20冊くらいまでさばけてきたが、玉1はタンマリ残っている。印刷費の半分は支払ったが、残りの支払いができない。まったく公費は入っておらず、すべて売って支払うことになっており、待ってもらえるが、残りは年内にと約束していたものの、売り上げがわずかでなんとか1月まで待ってもらうことにした。さて、手持ちはいくらもなく、どうしたものか。営業に行かんといかんかな・・・。カミさんには、あんた、なんでそんなに金がないのかわからんと責められる。まあ、いろいろかかるんよ、といっているが、これまであんまり報告書を出すのに投じてきたわけでは実はない。メスリ以降は完全に公費でなくなり、確かにメスリについては売り上げで払えなかった分を自腹で充当したが、それはそんなに多額ではない。
◆だが、玉1はどうもそうはいかない。1月末の支払いはやはりウン十万円立て替え、この先、数年で売って取り返すしかあるまい。そんなんで報告書を作っているのですよ。【追記:この記事をみて、愛媛大学の吉田君が1冊買ってくれた。ありがたい!感謝】

安福寺石棺のリーフレットができました

◆準備をしていた安福寺石棺のリーフレットができあがり、先週、送られてきたので、バイトに封筒を作ってもらee8b39c3.JPG18b11e79.JPG046526c6.JPGa68e0f6f.JPGい、牧野の石室のリーフレットとともに24日金曜日に280ほど発送した。
◆牧野のリーフレットは、早くにできていたわけだが、これだけで発送するのがもったいないので、安福寺石棺の仕上がりを待っていたら、画像ができあがってくるのが遅かったので、いまに至った。が、年内に発送することができて、よかった。牧野のリーフは、横穴式石室研究者だけには先行して送っていたが、ようやくこれで行政組織にも行き渡り、見てもらえることになった。そして安福寺石棺も。
◆研究費があるから、こうしたリーフも気軽に作れるわけだが、けっこうこのスタイルも気に入っている。新納さんには牧野について「正式報告を楽しみにしています」といわれたが、前方後円墳の測量報告と違い、報告書を作るつもりはない。このリーフで終わりだ。石棺は、いずれ玉手山3号墳の報告書で使うだろう。摩湯山の報告書はずいぶん長い間、なんにもしていないが、そのうちには・・・。だが、神明山の測量報告はさらに先になる。こうしたものも測量図のトレースができたら、リーフレットを作り配っておくことは、自分たちのやっていることを知ってもらう上で効果的に違いない。ながらく測量や発掘もしていないが、うちのように正式報告に長くかかってしまう場合、こうしたものを出しておくことは意味があろう。神明山のリーフを作ろうっかな・・・。

年内に・・・

◆このブログも長く更新せず、たまったネタを書いておかなければと思い、立て続けに書いている。今日は和泉市史の方が来て、提出した原稿の直しの打ち合わせをした。和泉市にたいそう迷惑をかけたが、約束の原稿をようやく提出したわけである。
◆なにやら、陵墓公開30周年の本の校正も送られてきて、挿図をだいたい作ったのだが、これも年内にはやっつけないと、1月8日の考古学研究会の岡山例会の準備にとりかかれない。この陵墓の本、2本のシンポの発表をまとめたもので、少し遅れていたのだが、ようやく出版社も決まったとの関係者からの報告があった。だが、自分が佐紀陵山で報告していて、そこに含まれていると思っておらず、テープ起こしの校正が送られてきて不意をつかれた格好だ。
◆この10年で始まった新しい立ち入りについて、佐紀陵山古墳への立ち入り報告の内容を盛り込むのはいいことだ。一方で、伏見城と陵山のその一般向け報告会のタイミングが30周年と重なったわけだが、その前の五社神やその後の五社神も踏まえて、立ち入りの様子やその有効性などを整理する原稿を誰かが書くのもよいことだろう。シンポの構成をベースにしながらも、この10年を振り返って、さらに将来をめざす、あるいは古市・百舌鳥の世界遺産の問題など、盛り込むべきものを原稿依頼などしてまとまった内容にすればいいのに、とも思うのだが。

2010年12月22日奈良地理歴史の会

◆朝10時から、というので、同じくJR大和路線で出勤するカミさんと一緒にでかける。けっこうJR奈良駅から三a7e26a77.jpg条通だったか、を歩いて近鉄奈良方面へ歩いていくのは好きである。
◆文化会館でなく、中小企業会館が会場で、「でもあのあたり」くらいできちんと調べずに行くと、どこかわからず焦る。実は文化会館より手前だったのだが、見落としたわけだ。戻って会場に飛び込んだのが5分前、主催者側には迷惑をかけた。で、あわててパソコンをつないだが、不調、けっきょく15分のロス。すいません。たぶん、このパソコンがロートルで反応がにぶいのと(だから新しくしたのだが・・・)、パワポがかなりの容量のファイルになっているのが原因。
◆まあしかし写ってよかった。話はまあまあ楽しくしゃべることができた。そういえば、2週間ほど前、たてつづけに電話があり、堺市での話と、岸和田市での話と、よみうり文化センターでのシンポジウムの話があり、みんな引き受けた。このよみうりのは、やはり桜井茶臼山の再発掘を契機に、オオヤマトを考えるみたいなテーマで、石野先生と和田萃先生とわたしでシンポをやるんだとか。ちょっと偉い先生ばかりやね~。和田先生が、わたしの2王並立の話は知ってくれているだろうか。そういえば、いつぞや奈良陵墓の会でしゃべった時にいらしていたのだった。そのあと、ちゃんと読んでもらう必要があると思い、確か去年の高槻市の委員会にコピーを準備していったのだが、欠席されており、そのままになっている。
◆奈良地理歴史の会の講演は、よみうりの予行演習にもなったと思っている。

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HN:
雲楽
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男性
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1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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