人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
またゲンパツ
◆モーニングバード、朝8時6チャン。車で出勤するときは、だいたいカーナビでモーニングバードを流している(もはや浜村淳は聞かないな~)。赤江さんが好き、というのもある。
◆で、菅直人が脱原発を発表したが、それについて、今日は取り上げられていた。だいたいが、独断、延命、エエカッコシイ、みたいな批判論調。だが、今日のモーニングバードでは、例の退職勧告を受けている通産官僚が出てきて、違う解釈をしていた。例えば、浜岡原発の停止も、それを決めた金曜日の夜おそくにただちに発表したが、これを翌週の月曜日にすると、土日の段階で巻き返されるのだという。日本の基幹産業である電力会社は、経済界に大きな影響力をもち、むろん通産官僚や、これまでの原発推進の政治家など、あっという間に根回しをしてねじ伏せられるのだという。マスコミのことも言っていた。「そんなことしたら、電気はどうなる、電力不足で企業は海外に出て行く、雇用は減る、そういう責任が取れるのか」、とまわりがすべて容認派で取り囲まれると。
◆なので、ああいう独断ででもやらないと(むろん、菅内閣後にそれが政府決定として継承されていく保障はどこにもないわけだが)、手段がないと。「早急に国民的議論を尽くし・・・」といっている間はダメだと、ゼッタイに容認せざるをえないという結論に導かれるのだ。
◆どだい、この問題は、いろいろデータを集めて試算をしたり、といった論理的帰結はもはや不要。まず原子力発電が安価という嘘、電気は足りないという嘘をあばき、そして未来永劫、放射性物質を管理し続けなければならないコストと、何よりも事故がひとたび起こればとんでもないことになること、こんなにも危険なものは、感覚的・生理的・情緒的に反対でいいのである。国民の多くもこうした事実を知り、「やめた方がいいんちゃう」という機運が高まっているいまこそ、財界・政界の既得権益者を国民の声で封じ込めなければならない。
◆エネルギー不足はなんとかなる、でよい。少なくとも、原子力予算につぎこんできたような開発費があれば、代替エネルギーなど、なんとでもなる。もっと極論をいえば、代替エネルギーが育つまで、節電でいきましょう、国民よ我慢してくれ、でいいのである。
◆菅内閣の支持率が高ければ、政治主導でグイグイと有無を言わせず、国民の支持をえている、と突き進むことができるのだが、そうでないのが残念だ。ともかく「原発やめる」と首相が打ち上げることそのものに意味がある(あった)というべきだろう。当然巻き返しがあるし、でかい敵に対してドンキホーテのような一言に過ぎないにしても、逆にいえば、脱原発は正しいしみなそう思っているとしても、「国民的議論を踏まえて」と言っている間はまず無理なわけで、ほっとけば続いていくのである。先の菅直人の意見表明は、そうしたほっといたら敵に封じられる世界で、そうするよりほかなかったと言うべきかもしれない。
◆で、菅直人が脱原発を発表したが、それについて、今日は取り上げられていた。だいたいが、独断、延命、エエカッコシイ、みたいな批判論調。だが、今日のモーニングバードでは、例の退職勧告を受けている通産官僚が出てきて、違う解釈をしていた。例えば、浜岡原発の停止も、それを決めた金曜日の夜おそくにただちに発表したが、これを翌週の月曜日にすると、土日の段階で巻き返されるのだという。日本の基幹産業である電力会社は、経済界に大きな影響力をもち、むろん通産官僚や、これまでの原発推進の政治家など、あっという間に根回しをしてねじ伏せられるのだという。マスコミのことも言っていた。「そんなことしたら、電気はどうなる、電力不足で企業は海外に出て行く、雇用は減る、そういう責任が取れるのか」、とまわりがすべて容認派で取り囲まれると。
◆なので、ああいう独断ででもやらないと(むろん、菅内閣後にそれが政府決定として継承されていく保障はどこにもないわけだが)、手段がないと。「早急に国民的議論を尽くし・・・」といっている間はダメだと、ゼッタイに容認せざるをえないという結論に導かれるのだ。
◆どだい、この問題は、いろいろデータを集めて試算をしたり、といった論理的帰結はもはや不要。まず原子力発電が安価という嘘、電気は足りないという嘘をあばき、そして未来永劫、放射性物質を管理し続けなければならないコストと、何よりも事故がひとたび起こればとんでもないことになること、こんなにも危険なものは、感覚的・生理的・情緒的に反対でいいのである。国民の多くもこうした事実を知り、「やめた方がいいんちゃう」という機運が高まっているいまこそ、財界・政界の既得権益者を国民の声で封じ込めなければならない。
◆エネルギー不足はなんとかなる、でよい。少なくとも、原子力予算につぎこんできたような開発費があれば、代替エネルギーなど、なんとでもなる。もっと極論をいえば、代替エネルギーが育つまで、節電でいきましょう、国民よ我慢してくれ、でいいのである。
◆菅内閣の支持率が高ければ、政治主導でグイグイと有無を言わせず、国民の支持をえている、と突き進むことができるのだが、そうでないのが残念だ。ともかく「原発やめる」と首相が打ち上げることそのものに意味がある(あった)というべきだろう。当然巻き返しがあるし、でかい敵に対してドンキホーテのような一言に過ぎないにしても、逆にいえば、脱原発は正しいしみなそう思っているとしても、「国民的議論を踏まえて」と言っている間はまず無理なわけで、ほっとけば続いていくのである。先の菅直人の意見表明は、そうしたほっといたら敵に封じられる世界で、そうするよりほかなかったと言うべきかもしれない。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。