人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
もひとつ図を
◆もひとつ図を出しておきます。銅鐸です。出雲や吉備は青銅器を廃し首長墓を発達させたと。それでもいい。けど、畿内が後期になってもまだ銅鐸を作っていることが後進的だとかは、まったく思いません。
◆同じように広域地域圏(ヤマト国)を作り上げ、西日本諸地域とわたりあっていこうとするあり方は、別にほかとかわりないのである。そうしたヤマト国という枠組みができると、当然に、それを統括していく指導体制が整えられていく。実態は不明ながら、集団指導体制的なものであっても、その権力の集中はかなりのものであり、ヤマト国王が生まれて行くであろう。首長権の伸張を墓制によって考えるならば、同等に墓制で考えればいいのであって(それがないとされるわけだが、見つかっていないだけ&実は見つかっている)、得意な青銅器生産技術を用いて、過去のムラの祭器というものではなく、びっくりするようなモノを作って利用しているのである。吉備や出雲が青銅器を捨てるのは勝手だが、ヤマト国が、ヤマトのシンボルとして大型の青銅器を作り、弥生後期の戦国時代のなかで、それを使うことにしたことを示すのである。どこまでの効果があるかは別だが、ヤマト国には青銅器生産という手段もあったということ。いずれにしても、そうした器物があるおかげで、ヤマト国の活動をわれわれは知ることができるのである。
◆青銅器にしがみついている古い体質で、その結果、首長権の伸張が遅れ「発展圏外に去った」なんて・・・。
◆そして最古の前方後円墳である纒向石塚古墳こそ、2世紀中頃に誕生したヤマト国王墓なのであり、吉備や出雲で王墓が出現することと、まったく変わりないのである。
◆同じように広域地域圏(ヤマト国)を作り上げ、西日本諸地域とわたりあっていこうとするあり方は、別にほかとかわりないのである。そうしたヤマト国という枠組みができると、当然に、それを統括していく指導体制が整えられていく。実態は不明ながら、集団指導体制的なものであっても、その権力の集中はかなりのものであり、ヤマト国王が生まれて行くであろう。首長権の伸張を墓制によって考えるならば、同等に墓制で考えればいいのであって(それがないとされるわけだが、見つかっていないだけ&実は見つかっている)、得意な青銅器生産技術を用いて、過去のムラの祭器というものではなく、びっくりするようなモノを作って利用しているのである。吉備や出雲が青銅器を捨てるのは勝手だが、ヤマト国が、ヤマトのシンボルとして大型の青銅器を作り、弥生後期の戦国時代のなかで、それを使うことにしたことを示すのである。どこまでの効果があるかは別だが、ヤマト国には青銅器生産という手段もあったということ。いずれにしても、そうした器物があるおかげで、ヤマト国の活動をわれわれは知ることができるのである。
◆青銅器にしがみついている古い体質で、その結果、首長権の伸張が遅れ「発展圏外に去った」なんて・・・。
◆そして最古の前方後円墳である纒向石塚古墳こそ、2世紀中頃に誕生したヤマト国王墓なのであり、吉備や出雲で王墓が出現することと、まったく変わりないのである。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。