人を幸せにする人になろう

大阪中央郵便局の足場

◆解体のための足場が組まれているとの「守る会」からの連絡を受けたのは4月末。昨日だったか、新聞に小さく記事が5f9c531e.JPG出ていた。見逃してしまうほどの扱い。で、本日、神戸大学に行った返り、中央郵便局に向かう。これまでも駅から見たことはあったが、近くまで行ったことはなかった。
◆大阪駅がリニューアルされ、西側の連絡通路みたいなところを通ったのも初めてか。で、梅田北ヤードでは、ごっついビルが1棟できあがりつつある。大阪駅のリニューアルもよく知らないが、北ヤードを意識して、北側への展開も意識してのものなんだろうということを実感する。北ヤードの展開は時間のかかることではあろうが、南面がかならずしも正面ではないほどの北側の発展が今後予測される。南側も、確かにホテルをはじめ高層化によるリニューアルが著しいが、しかし今後は北側の展開が急速に進み、高層ビルが林立する景観となるのに対し、南側はより落ち着きのある景観を維持していく意義はあるように感じた。
◆モダニズム建築、ぱっと見たら1970年代に建てられたんとちゃうんか、とも見られる中央郵便局、それが昭和10年代の建築物であることの先進性、建築学的な重要性、価値が理解されにくいのであろう。いかにもというレンガ建築でなく・・・。それゆえ文化財側の意識や働きかけが必要なのだろうが。登録にすらなっていない。
【追記】その後、2日続けて写真入りで解体への記事。守る会の長山さんの話。もっとも、なんとかするため、守る会の側が記者に働きかけてはいるんだろうが、新聞って、なんで解体が始まろうといういう段にならないと報道しないのだろうか。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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