人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
弥生博、無事終了
◆本番午前中、あれこれ手直しをしていると時間がなくなり、講演会の前に展示を見ようと思っ
ていたのに、時間なくなる。おまけに乗り換えミス。江戸時代大阪の茶屋の論文を読んでいて1本見送ってしまう。館長室で歓談し本番。いや、とてもたくさんの人に来ていただき、感激である。なぜだかUSBにデータを移して渡したつもりが、なぜか1週間前くらいのまだ5枚しかないデータ(消してなかったんですね)の方が弥生博のノートPCに移され、スタートして「あれ」ということになる。退室して自分のノートPCを接続する。どうもすいませんでした。スライド120枚、あまり削れなかった。2時間しゃべってくれていいから、というので、めいいっぱいで、なんとか終わりまでこぎつけた。
◆館長と担当の学芸員(2001年の桜井茶臼山の測量に参加してくれていた)、うちの院生と昨年の卒業生と5人で、天王寺で呑み会。黒崎館長とは1995年に一緒に中国に行かせてもらって以来、親しくさせていただき、とても楽しく、少々飲み過ぎました。2次会にも行き、そのへんから実は記憶があまりありません(飲み過ぎはだめですね)。不思議と、ちゃんと家にたどり着きました。鶴橋駅の記憶はかすかにある。黒田カンベエの録画を見るも、5分以内に寝ただろう。
◆黒崎さんに御著書をいただく。で古墳時代の導水施設の議論を教えてもらう。トイレはトイレ、だけど産屋という説も、そのへんの考えをちゃんと理解した。古墳時代の南郷などの施設も実際にトイレとして使われているが、機能の本質はそこにはない。つまり実際にそこで出産したかどうかはわからんとして、要するに神婚ということ。女性がこもり、特別の子を身ごもるという筋立ての施設という理解である。いろんなことを教えてもらったが、省略するとして、この本質論に納得するとともに、とても重要なことと理解した。これは王権の確立にもかかわるわけだ。あれだけの導水施設が実際に作られており、それが女性がこもり神と交わるという見方が妥当とすれば、古墳時代の王や首長を神の子とする観念の生成を物語るから。そして、そして出生の象徴として埴輪にもかたどられ据え置かれる。う~ん、なるほど。それはいつできるか、そういう発想なり施設は倭で生み出されたのか、外からの影響があるのか、それはどのように変質するか、終わっていくのか、形を変えながらも儀礼的に残っていくのか、とても興味深いことですね。
◆館長と担当の学芸員(2001年の桜井茶臼山の測量に参加してくれていた)、うちの院生と昨年の卒業生と5人で、天王寺で呑み会。黒崎館長とは1995年に一緒に中国に行かせてもらって以来、親しくさせていただき、とても楽しく、少々飲み過ぎました。2次会にも行き、そのへんから実は記憶があまりありません(飲み過ぎはだめですね)。不思議と、ちゃんと家にたどり着きました。鶴橋駅の記憶はかすかにある。黒田カンベエの録画を見るも、5分以内に寝ただろう。
◆黒崎さんに御著書をいただく。で古墳時代の導水施設の議論を教えてもらう。トイレはトイレ、だけど産屋という説も、そのへんの考えをちゃんと理解した。古墳時代の南郷などの施設も実際にトイレとして使われているが、機能の本質はそこにはない。つまり実際にそこで出産したかどうかはわからんとして、要するに神婚ということ。女性がこもり、特別の子を身ごもるという筋立ての施設という理解である。いろんなことを教えてもらったが、省略するとして、この本質論に納得するとともに、とても重要なことと理解した。これは王権の確立にもかかわるわけだ。あれだけの導水施設が実際に作られており、それが女性がこもり神と交わるという見方が妥当とすれば、古墳時代の王や首長を神の子とする観念の生成を物語るから。そして、そして出生の象徴として埴輪にもかたどられ据え置かれる。う~ん、なるほど。それはいつできるか、そういう発想なり施設は倭で生み出されたのか、外からの影響があるのか、それはどのように変質するか、終わっていくのか、形を変えながらも儀礼的に残っていくのか、とても興味深いことですね。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。