人を幸せにする人になろう

次、こんなデータもあるそうです

◆自分に自信が持てないとか、孤独だとか、幸福度の貧困さが現れていますね。自信満々のヤツは困るが、青春c4f0d031.JPG期の不安というにとどまらず、教育の貧困でもあるのだろう。学校だけの問題でないとはいえ、中高生、学校に行って、先生や友達との世界が中心だろうに(親との関係もむろんあろうが)。学校社会が、あんまりいい状態ではないということですよね。そこには、成績とか競争とかが影響を与えている部分もあるのだろう。
◆中高生が楽しく学校に通える大阪府であってほしいもの。そういう環境にないのはなぜなのか、それを解明しない限り、改善方策は見いだせないであろうに。
◆そうした自信のなさに対し、一方の筋は、土下座外交だとか、アジア太平洋戦争は侵略戦争ではなかったとか、そういうところに原因があるのだと持ち出し、日本は神の国で、万世一系、天皇がずうっと続く希有な伝統ある、誇らしい国なんだという教育をせにゃならんと主張することに結びつくのだろう。
◆そうじゃなくて、学力で言えば、この算数の問題、わからなかったけど、やっとわかった、解けるようになった、とか、そういうことの繰り返しの上に、自信は蓄積されていくもの。そうでなくて、早々に落ちこぼれていき救われない、仕事にもつけないんだろうとか、そういう不安を募らせるばかりになるのだ。ベースの学力を蓄積させつつ、ひとりひとり違うこと、いろんな世界があり、自分もこんな風になってみたいとか、そして本を読んでみたり調べてみたり、そうして自分という者を形成していく、そういう教育ができていないということなんだろう。
◆カミさん曰く、「はじめからオレらはダメなんだと思っている」と。そんなことないのに。これが輪切りの世界である。どこの大学であろうが、長い人生、入学で決まるなんてウソなのに。
◆うちでもそう。一方で、京大や阪大をめざしていたが市大に来たと、彼らのなかには、なかなか吹っ切れなかったりする者もいる。そんなのは不幸だ。同期を下に見るなんてバカな姿勢はやめて、どういう進路を考えるにしろ、次の目標にむかってやることはあるはずだ。イイ大学に行っても遊んでいては伸びないし、その下でも4年間努力すれば、なんぼでも伸びるのに。
◆他方、そうでない多くの入学者は、いちおう関西圏の国公立として、いまの大阪府各地区の優秀な人材が集まる。だが、彼らも、京大生や阪大生にかなわないと思っていたりする。が、そんなことないんですけどね。少なくとも研究の世界は違うだろう。基礎学力は十分ある。そして驚くほどの卒論を書く人もいる。それよりも、クラブやってバイトして、就職活動して就職しようということになる。別にそれで普通なのだが、スタート時点で、あんまり研究の道は選択肢に入ってこないわけだ。

プラグイン

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索